スパイのイメージ図上にUS Looking to Place More Spies Worldwide

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USはスパイの数を増やし、敵対国に対抗|CIA女性長官ハスペル氏演説

US Looking to Place More Spies Worldwide

『アメリカは、より多くのスパイを世界に配置する予定だ。』

みなさんこんにちは。今日は、アメリカのCIA長官ジーナ・ハスペル氏の演説の内容を報道したニュースを取り上げました。

September 24, 2018 VOA NEWS

ニュースの概要

アメリカのCIA長官であるジーナ・ハスペル氏が就任後初めての演説を母校のルイビル州大学で行った。

ジーナ・ハスペル氏

ジーナ・ハスペル氏

ジーナ・ハスペル氏は演説の中で、

  • アメリカは、「テロ対策」から中国・ロシアなどの「敵対する国への対策」へとシフトする。
  • CIAは、世界各国に潜入するスパイの数を増やしていく。
  • CIAは、中国・アラビア・ペルシャ・トルコ・フランス・スペイン語などが堪能な人をもっと雇いたい。
  • アメリカは、同盟国とより密接に協力し合う。
  • 中国は、自分たちの目的のために、アメリカの影響力を小さくしようとしている。
  • 中国が国境を越え、影響力を拡大することを、アメリカはより注意深く見ていく。

など、CIAの今後の展望などを述べた。

今日のSentence

The United States’ premier spy agency is looking to expand its presence around the globe in order to eliminate so-called “intelligence gaps” and take on the growing threat from major powers like Russia and China.

CIA Director Gina Haspel on Monday called the shift from counterterrorism back to more traditional espionage against nation-states “a strategic priority,” saying the need to get better intelligence on current and potential U.S. rivals is among “the hardest issues” facing the spy agency.

She also said the spy agency “is working more closely than ever with our allies across the world.”

 

Vocabulary

premier spy agency:一流のスパイ機関。ここでは、CIAのこと。

intelligence gaps:調べようとしていることが、情報がないことによって、知ることができない事。

take on:引き受ける、雇う、(争い・競技などで)相手する、、帯びる、乗せる

CIA:Central Intelligence Agency:中央情報局。外国での諜報活動を行うアメリカ合衆国の情報機関。長官によって統括され、アメリカ合衆国大統領直属の監督下にある。

Gina Haspel:ジーナ・ハスペル アメリカCIAの長官。女性で初めて長官になった。秘密軍事施設のタイの秘密収容所の運営を任されていた時に、テロの容疑者に「水責め」などの拷問を行い、その証拠を破棄したとして、メディアに報道され、今年初めにアメリカ国内で話題となった。

counterterrorism:対テロ作戦

nation-states:国民国家

a strategic priority:戦略的な優先事項

espionage:(エシピナージ)スパイ活動

allies:同盟国

Sentenceを分解して訳してみましょう

The United States’ premier spy agency  アメリカの一流のスパイ機関は、

is looking to expand its presence around the globe  世界中への存在を拡大しようとしている

in order to eliminate so-called “intelligence gaps“  取り除くために、いわゆる「情報ギャップ」と呼ばれるものを

  and take on the growing threat from major powers like Russia and China.  ロシアや中国の様な大きな力からの深刻化する恐れにとりくむ

 

アメリカのCIAは、いわゆる「情報ギャップ」を取り除き、ロシアや中国の様な巨大な力からの深刻化する恐怖に取り組むために、CIAの世界中での存在を拡大しようとしている。

 

CIA Director Gina Haspel on Monday called the shift from counterterrorism

back to more traditional espionage against nation-states “a strategic priority,”

saying the need to get better intelligence

on current and potential U.S. rivals

is among “the hardest issues” facing the spy agency.

CIA官長のジーナ・ハスペル氏は、CIAの活動をテロ対策から、従来CIAが行ってきた、国の「戦略的優先事項」に対抗する者たちへのスパイ活動に重点を置くと月曜日に言った。また、現在または、将来のアメリカのライバルとなりうる国のより重要な情報を得る事は、CIAが直面する最も難しい課題であるとも述べた。

 

She also said the spy agency “is working more closely than ever with our allies across the world.”

ジーナ・ハスペル氏は、またCIAは、今までよりも、より密接に世界の同盟国と協力するとも述べた。

英語 ワンポイント

CIA(中央情報局)と同じ意味で使われている単語は、

The United States’ premier spy agency (そのアメリカの一流スパイ機関)

the spy agency (そのスパイ機関)

です。

英語は同じ言葉を続けて使用するのを嫌う言語なので、この様に少しずつ、言い方を変えて表現することがよくあります。

 

intelligenceは、「知能」と言う意味の他に、「情報機関」「秘密情報機関」や「情報」と言う意味もあります。

例)intelligence infiltration (秘密用法機関による潜入調査)

ここでは、CIAという情報を取り扱う機関の話ですので intelligence は「情報」、しかも国家間の機密の情報という意味合いが強いと思われます。

そう言えば

日本では、スパイのニュースなどはあまり聞きません。ましてや、国家の機関をspy agency(スパイ機関)などどと呼んだりはしませんよね。

「諜報活動」(ちょうほうかつどう)(国家の安全のために、情報を収取する事)と言う表現がありますが、スパイと言う言葉には、かなり抵抗感があります。

日本も、海外にスパイを派遣して他国の情報を得るという事はあるのでしょうか???

アメリカでは、他国の情報を入手すること”スパイ活動”が国家戦略の一つとして「公」になっている事を、このニュースで感じました。



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