英語の「~さん」というときの『Mr.』『Miss』『Mrs.』『 Ms. 』は、だれに対して使うのか?混乱しそうですよね。
そこで今日は、『Mr.』『Miss』『Mrs.』『 Ms. 』の使い方について詳しく説明します。
目次
『Mr.』『Miss』『Mrs.』『 Ms. 』は、日本語の「~さん」
『Mr.』『Miss』『Mrs.』『 Ms. 』は日本語の敬称「~さん」「~氏」にあたります。
ちなみに敬称の英語は、honarific【ὰnərífɪk】(アナリフィック)と言います。honarificには、『Mr.』『Miss』『Mrs.』『 Ms. 』の他にも、“Doctor“ “Coach” “Officer“ など職業別につけるものもあります。
『Mr.』『Miss』『Mrs.』『 Ms. 』は、苗字(ファミリーネーム)の前に付けます。
『Mr.』『Miss』『Mrs.』『 Ms. 』は、いずれも、姓・苗字(family name)に付けます。氏名(full name)に付けることもできますが、名前(first name)だけのときにはつけません。
ex): Mr. Tanaka (田中さん)⭕
ex):Mr. Taro Tanaka(田中 太郎 さん)⭕
ex): Mr. Taro ❌(間違い)❌
『Mr.』『Miss』『Mrs.』『 Ms. 』は、名前(ファーストネーム)には直接つけないので、注意してください。
男性には「Mr. ~」
Mr. (ミスター)は男性の姓につける敬称
ex): Mr. Tanaka (田中さん)
ちなみに学校の先生を呼ぶときは、
男の先生なら「Mr ~」、
女の先生なら「Mrs. ~」か「Miss~」か「Ms.~」と言います。
女性には「Mrs. ~」か「Mss~」か「Ms.~」
女性の姓につける敬称としては、次の3通りがあります。
Mrs.:【 mìsɪz】(ミシーィズ)=結婚している女性につく。Mrs. Smith(スミスさんちの奥さん)
Miss 【mɪs】(ミス)=未婚の女性につく。
Ms. (ミズ)=既婚、未婚を問わずに女性につく。
男性の敬称はMr.だけなのに、女性だけどうして敬称が3通りもあるのでしょうか?
もともとは、女性への敬称は、既婚・未婚の場合に分けて 、既婚の場合はMrs. (ミシィズ)、未婚の場合は Miss (ミス)をつけていました。しかし、女性だけに結婚の有無を表記するのは性差別だとして、婚姻に関係ない呼び方 Ms. (ミズ)が、生まれました。(1970年代ごろだそうです。)
ピリオドは Miss だけにはつきません
『Mr.』(ミスター)、『Mrs.』(ミシーィズ) 『Ms.』)(ミズ)にはピリオドを付けます。
ピリオドは省略を表しています。
Mr.= mister の略
Mrs.= mistress の略
Ms.はMrs.(結婚している女性)とMiss(結婚していない女性)を区別なく呼ぶために作られた言葉で、何かの略語ではありませんが、慣習的にピリオドを使用します。
Miss (ミス)は、もともとそのまま表記されていて、略されてないので、 Miss (ミス)にはピリオドはいりません。
英語の敬称(honorific)の例
敬称(honarific)には、『Mr.』『Miss』『Mrs.』『 Ms. 』の他にも職業別につけるものもあります。以下にいくつかご紹介いたします。
Doctor:医師・博士号を取った人に付ける
Captain:船長・機長・軍隊の上司・スポーツチームなどのリーダー
Coach:スポーツでのコーチ・レッスンの先生
Officer:警察官
Professor:大学の教授
PhD :Doctor of Philosophy(ドクター・オブ・フィロソフィー)の略=おもに英語圏で授与されている博士水準の学位。
などがあります。