付加疑問文のイメージ画像

文法

付加疑問文の意味とイントネーション(問題付)

英会話の会話では、

Don’t you? (ドンチュー)とか、

Isn’t it? (イズニッ)などの付加疑問がよく使われます。

 

声のトーンは、上がり調子にするの?それとも下がり調子にするの?

付加疑問文 で聞かれたら、答えは?  Yes それともNo ????

わかっているつもりの付加疑問文。突っ込んで考えると、あいまいな部分が出てきます。

これを機会に、確かめましょう。

まとめ

  • 付加疑問文とは日本語の「・・でしょ?」と同じニュアンス。
  • 同じ文でも、声のトーンで「質問」か「強調」と、意味が変わる。
  • 声が上がり調子のときは、質問しているニュアンスが強い。
  • 声が下がり調子のときは、強調しているニュアンスが強い。
  • 肯定文の後ろには、否定形の疑問文を付ける。
  • 否定文の後ろには、肯定形の疑問文を付ける。
  • 命令文にはwill you ?/wont you ? /would you? /can you?/can’t you? /could you?などが付く。
  • 肯定文に肯定の付加疑問、否定文に否定の付加疑問文の時は、すべて上がり調子で言う。驚き・皮肉を意味する。

付加疑問とは

簡単な疑問形が付いた付加疑問文と言います。

英語では、Question tag と言いますよ。

口語でよく使われます。

 

文の後に付け足すことで、その文に  

「確認」・「同意」・「質問」・「依頼」・「勧誘」・「詰問」

などのニュアンスを付け足すことができます。

日本語でいうと

「・・・~だよね」

「・・・~でしょ」

のような感じです。

付加疑問文の作り方

肯定文には、否定の付加疑問を付けます。 

否定文には、肯定の付加疑問を付けます。 

文の最後に?(クエスチョンマーク)を付けることを忘れないでくださいね。

(例文)

(肯定文+否定の付加疑問文)

kate will be here soon, won‘t she?

(ケイトは、すぐに来るよね?

There are a lot of traffic wasn’t there? 

(交通渋滞してるよね?

(否定文+肯定の付加疑問文)

Kate won’t be late, will she?

(ケイトは、遅れないよね?

They don’t like it, do they?

(彼らはそれを好きじゃないよね?

 



文の意味|声の調子(上げ・下げ)で決まる

全く同じ文章でも、言い方(しり上がりか、下がりか)で、意味が変わってきます。

上げ調子(⤴):疑問文的なニュアンスが強い。「質問」「お願い」をする気持ちが強い。

下げ調子(➘):疑問の気持ちは少ない。「念押し」「強調」「同意を求める」気持ちが強い。

 

(例)

上げ調子(⤴)「質問」「お願い」

You haven’t eaten yet , have you(⤴)?

(君が、食べたかどうか知らない。)君、まだ食べていないよね?』質問している)

 

下げ調子(➘)「念押し」「強調」「同意を求める」

You haven’t eaten yet , have you(➘)?

(君は食べていないと僕は知っている。)君、まだ食べていないよねっ➘』確認している、念を押している)

 

You haven’t got a pen, have you (⤴) ?   Yes, here you are.

『ペン持ってませんか?』(貸して欲しくて、お願いしている)『はい、どうぞ。』

否定文に付いた付加疑問で、お願い や  依頼 を表すことがあります。

 

 ※声上げ調子下げ調子表現するニュアンスは、日本語の「・・・だよね」「・・・でしょ」同じですね。

 上げ調子(⤴)「・・・でしょ?」 =「質問」

 下げ調子(➘)「・・・でしょ!」=「念押し」「強調」「同意を求める」

 



付加疑問文の答 yes か no か

You haven’t eaten yet , have you? (まだ食べていないよね。)

食べた時:yes. (=Yes,I have eaten.)

食べてない時:No.  (=NO,I have not eaten.)

付加疑問の形にとらわれず、

「~する」「~だ」のときは、yes

「~しない」「「~ではない」のときは、no 

命令文につける付加疑問

肯定の命令文には、

will you ? (ウィルユー)

wont you ? (ウォンチュー)

would you? (ウッジュ)

can you?(キャンニュー)

can’t you? (キャンチュー)

could you?(クッジュ)などが付けられます。

上げ調子で言って、穏やかな感じや、お勧めするニュアンスになります。

Take a seat, will you(⤴)? (席についていただけますか

Take a seat,wont you(⤴) ?(お席におかけませんか?

上の2つの文は同じ意味です

どちらも、席に着くことをお願い・お勧めしています。

しかし、will you ?  よりもwont you ? の方が、より丁寧な言い方になり勧誘の意味を含む場合が多いです。

上げ調子でいうと、穏やかな言い方になります。

Take a seat, will you(⤴)?  (席についていただけますか?)

下げ調子で言うと、強気な、横柄な、感じになります。

Take a seat, will you(➘)?  (席についていただけますか?)(『はよ、席つけ!』と心で思っている。

 

否定の命令文「~しないでください。」には、

will you が付き

won’t youは普通はつきません。

声は、下げ調子です。

ここでは、「~しないでください。」とあくまでの否定の命令文です。

質問しているのではなく、「~するな!」と言いたいわけですから、より柔らかい言い方になる won’t you? ではなく

will you(➘)? と下げ調子で言って、強い態度で臨みましょう。

Don’t take a picture will you(➘)?

(写真は撮らないでくださいね。)(きっぱり!)

付加疑問文のイメージ画像

Let’sの付加疑問文

Let’s…..の後に続く付加疑問文は、Shall weをつけます。

Let’s not discuss politics, shall we?(政治の事を話し合うのはよそうよ。)

No,let’s avoid that subject.(そうだね、その話題は避けよう。)

【特殊形】肯定文に肯定の・否定文に否定の付加疑問文

肯定文に肯定の付加疑問が付き、否定文に否定の付加疑問文が付くこともあります。

このときは、すべて上げ調子で言います。そして、関心・疑い・驚き・皮肉などを表します。Oh や Soが付くことが多いです。

So he wouldn’t come, wouldn’t come(⤴)? (それじゃ、彼は彼はこないのかっ?えっ!?)

No,he said he was too busy. (ええ、彼は忙しいって言っていました。)

 

問題を解いてみよう

次の、(    )に適切な単語を入れ付加疑問文を完成させましょう。

kate will be here soon, (   )(  )?

There are a lot of traffic (   )(  )?

That  is unfair ,(   )(  )?

He was busy, (   )(  )?

You like classical music,(   )(  )?

He go to school, (   )(  )?

We got home very late, (   )(  )?

You can help me,(   )(  )?

You don’t know his address, (   )(  )?

Tom doesn’t like the teacher,(   )(  )?

He wasn’t busy,(   )(  )?

You couldn’t do me a favour , (   )(  ) please?  It is depends what it is.

You haven’t seen Lisa (   )(  )?

She can’t swim,(   )(  )?

You wouldn’t tell anyone, (   )(  )?  I’d never do that.

Let’s wait a little longer,(   )(  )?

Have a look, (   )(  )?

Don’t take  pictures here , (   )(  )?




解答と解説

positive sentence +negative tag

前の文が肯定文の時は、前の文の動詞の形に合わせて(人称や時制にも気を付けて)、否定の付加疑問を付けます。

kate will be here soon, (won’t )(she)? (ケイトはもうすぐ来るよね。)

There are a lot of traffic (aren’t )(there)? (交通渋滞がすごいよね。)

That  is unfair ,( isn’t )(it)? (それって、ないよね。)

He was busy, (wasn’t )(he)? (彼、忙しかったんでしょ。)

You like classical music,( don’t )(you)? (君、クラシック音楽好きだよね。)

He go to school, (doesn’t )(he) ? (彼、学校に行くよね。)

We got home very late, (didn’t )(we)? (私たち、とっても遅くに家に着いたよね。)

You can help me,(can’t )(you)? (手伝ってもらえますか。)

negative sentence +positive tag

前の文が否定文の時は、前の文の動詞の形に合わせて(人称や時制にも気を付けて)、肯定の付加疑問を付けます。

You don’t know his address, (do)( you)? (君、彼のアドレス知らないよね。)

Tom doesn’t like the teacher,(does )(he)? (トムは、あの先生好きじゃないよね。)

He wasn’t busy,( was )(he)? (彼、忙しくなかったよね。)

You haven’t seen Lisa (have)(you)? (君はリサに合ってないよね。)

She can’t swim,( can )(she)? (彼女は、泳げないよね。)

You wouldn’t tell anyone, (would) (you )?  I’d never do that. (君は誰にも話さないよね。うん。決して話さないよ。)

You couldn’t do me a favour , (could )(you)please?  It is depends what it is. (お願いを聞いてくれない? 事により次第だよ。)

 

命令文の時

Let’s wait a little longer,(shall ) (we)?(もう少し待ってみないか?)

Have a look, ( will)you)? ※wont you ? /would you? でもOK (見てください。)

Don’t take pictures here , will )( you)(➘)? (ここでは、写真は撮らないでください。)

 





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