トランプ大統領のWHO脱退の届け出に対し国内外から批判が上がっています。WHOを通じ世界と協力してコロナをはじめとする病気と闘うべきだ、アメリカを世界から孤立させるべきではないなどの声を、VOA NEWSやCNNやTwitterなどから、取り上げています。
さっそく見てみましょう。
トランプ大統領ーWHO脱退を表明
アメリカは現在でも新型コロナウイルス感染者数や死者数が、世界の中で圧倒的に多い。新型コロナウイルス感染者は、アメリカで300万人に達する勢いであり、死亡者は131,000 人にのぼっている。
そんな中、アメリカのトランプ大統領は、WHOの新型コロナウイルス感染症の対応について、「初期段階で中国よりの情報を流した」として批判しており、WHOへのアメリカの資金提供を4月に凍結し、撤退する意向を国連に伝えていた。
今回は、WHO脱退の正式な申し出となる。
米政府によるのWHOへの資金拠出は世界最大で、2019年は4億ドル以上でWHO予算の約15%を占めている。
WHOのアントニオ・グテレス事務総長は、「アメリカからのWHO脱退の意向は受け取っている。現在、この脱退表明がWHOの脱退の条件に適応しているかどうか確認中(in the process of verifying)である。」と答えた。
WHO脱退ートランプ氏への批判・国内外から集まる
バイデン氏ー自分が大統領になったらWHOから脱退しない
2021年の7月に効力を発揮するWHOからの脱退は、医師会 (medical associations)、擁護団体、および海外の同盟国や国内の議会の超党派(bipartisan )から批判されている。
WHO脱退の場合、一年前から知らさなければならないというルールがある。もしもトランプ大統領が来る大統領選で落選したならば、次の大統領は、WHOに残る決定をすることもできる。
民主党の大統領候補者であるジョー・バイデン氏(Democratic presidential nominee Joe Biden)は、自分が当選したら、「当選初日に」WHOの脱退を覆すと意気込んでいる。
医療関係者たちの反論
コロナや病気と闘うには世界と協力することが必要
アメリカの医療の専門家はトランプ大統領のWHO脱退表明を、WHOと協力し病気と闘ってきた数十年間の体制を壊す行為であり、先見の明がない(shortsighted)として批判している。
アメリカ感染症学会(Infectious Diseases Society of America)の会長、トーマス・ファイル・ジュニア(Thomas File Jr)氏は、
「新型コロナウイルスを収束させるには、世界で協力しワクチンや治療法を開発しなければならない。新型コロナウイルスについて世界で話し合い決定する場であるWHOからアメリカが撤退がするるのは、アメリカ国民をもっとコロナ感染症にかかりやすくするし(vulnerable)、世界の健康を引っ張っていく役割としてのアメリカの地位をなくしてしまう(diminish)」と批判している。
“Abandoning our seat at the table leaves the United States out of global decision-making to combat the virus and global efforts to develop and access vaccines and therapeutics, leaving us more vulnerable to COVID-19 while diminishing our position as the leader in global health,”
また、
WHOは地球規模でコロナに対応できる唯一の機関
国連基金(United Nations Foundation)のエリザベス・クーゼンス会長( President Elizabeth Cousens)は、WHOは新型コロナウイルスに対して、各国が協力して地球規模で責任を持てる唯一の機関であると言っている。
「アメリカのWHO脱退は、ポリオ(polio)、マライア(malaria)、エイズ (HIV/AIDS)などの治療法やワクチン開発や、その他の健康問題について苦労してやっと達成した進歩(hard-won progress)を危うくする(jeopardize) 。これらの健康問題への対応は、アメリカで何十年もの間、党を超えて支持(bipartisan support)されている。」とし、トランプ大統領のWHO脱退について批判している。
“A U.S. withdrawal from WHO would also jeopardize decades of hard-won progress on other critical global health priorities that matter to Americans — from expanding access to vaccines to fighting diseases like polio, malaria, and HIV/AIDS, and working to strengthen health systems everywhere. Those priorities are not only shared the world over but have decades of bipartisan support in the United States,”
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WHO脱退でアメリカを孤立させてはいけない
民主党(Democratic)のボブメネンデス上院議員(Sen. Bob Menendez)は、自身のツイッターで
「WHO を脱退することは、アメリカを病気にし、孤独にする」と批判している。
※POTUS :President of the United Statesアメリカ大統領の略
Congress received notification that POTUS officially withdrew the U.S. from the @WHO in the midst of a pandemic.
To call Trump’s response to COVID chaotic & incoherent doesn’t do it justice. This won’t protect American lives or interests—it leaves Americans sick & America alone.
— Senator Bob Menendez (@SenatorMenendez) July 7, 2020
abandoning WHO will leave “Americans sick and Americans alone,”
一方、下院議員(Congressman )のエリック・スウェルウェル氏(Eric Swalwell)は、大統領の決定を「無責任(irresponsible)で、向こう見ず(reckless)で、全く理解できない(utterly incomprehensible)。」と批判した。
トランプ大統領のWHO対する不満
トランプ氏や他の保守的な批評家(conservative critics)は、WHOはパンデミック初期に中国の誤った情報(misinformation) を広げたとして、WHOを非難して(accuse )いる。
トランプ氏のツイッター。「これが、WHOに送った書簡だ。この内容が脱退理由を明白にしている。」
This is the letter sent to Dr. Tedros of the World Health Organization. It is self-explanatory! pic.twitter.com/pF2kzPUpDv
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) May 19, 2020




