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人種差別反対運動に賛同した大坂なおみ選手のSNSが日本で批判される
テニス界のスーパースター大坂なおみ選手は、SNS上で多くの日本人から、批判を受けています。
事の発端は、大坂なおみ選手がツイッターで、日本で行われるBlack Lives Matter の人種差別抗議のデモへの賛同を投稿したからです。
お願いしいます🥺🤲 https://t.co/G1xoliook0
— NaomiOsaka大坂なおみ (@naomiosaka) June 4, 2020
私も、ツイッターをのぞいてみましたが、大坂なおみ選手に対して、冷たい言葉が多くあり、正直驚きました。「がっかりした。」「日本人がいつ人種差別をしたのか?」「コロナの時期にデモの呼びかけなんか、勘弁して。」などが多かったようです。
どうして、デモ参加を呼び掛けただけでこんなにも批判が起こるのでしょうか?
日本には、本当に人種差別はないのでしょうか?
NHKの「黒人差別の解説動画」に海外が唖然。指摘された3つの問題
という興味深い記事を見つけました。
NHKが、国際情報番組『これでわかった! 世界のいま』と言う番組の中で、現在世界で大きな動きになっているBlack Lives Matterの人種差別反対運動について解説するアニメーションが、人種差別だと世界で物議をかもしました。
みなさんは、この動画を見てどう思いますか?
まず、気になるのが黒人の描き方です。差別的なステレオタイプの黒人像が描かれています。また、街は煙が上がりみんなが足踏みして、まるで黒人たちが街を破壊しているかのようでもあります。黒人男性の声もなんか変です。
このアニメーションについて、ジョセフ・ヤング駐日米国臨時代理大使が、自身のツイッターで、英語と日本語の両方でNHKのアニメーションに対して遺憾の意を示しました。
米国の複雑な人種問題に焦点をあてようとする @NHK の意図は理解していますが、この動画ではもっと多くの考察と注意が払われるべきでした。使われたアニメは侮辱的で無神経です。 https://t.co/y3s4pSAenz
— ジョセフ・M・ヤング 駐日米国臨時代理大使 (@USAmbJapan) June 9, 2020
また、ワシングトンポストでは
U.S. slams Japanese broadcaster for ‘offensive’ cartoon about Black Lives Matter protests
「アメリカは、日本の報道局がのBlack Lives Matterの『攻撃的な』アニメを流したことを厳しく批判する。」というタイトルで、NHKのアニメーションは、「差別を助長する」「問題の実態を正確に表していない」などの批判を受けていることを報じています。
また、日本政府は、高齢化で労働人口が少なくなるため、移民を誘致しようとしているが、多くの移民は、不動産の賃貸や警察による嫌がらせからの排除を受けていたり、日本人からの搾取と差別について不満を述べてるとも報じています。
私も、中国の男性から、「警察からよく職務質問を受ける。」と聞いたことがありますし、工場で働いていたアジア系の人たちが勝手に日本の名前を付けられて呼ばれていたと言う話も聞いたことがあります。
“あなた方は黒人のことがよくわからないと言い訳をしてきたくせに、黒人の問題や #BLM について誰からも話を聞かずに醜悪な差別的コメントの番組を作った。話が聞きたいなら我々はここにいる。しかしこのBS(醜悪極まる嘘)は許されない”@nhk_sekaima pic.twitter.com/MU09VxMmZz
— Baye McNeil (@BayeMcneil) June 8, 2020
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大坂なおみ選手の決意
大坂なおみ選手は、自身でもSNSで批判されていることをよくわかっていて、「わたしは、多くの日本の人種差別主義者からの攻撃をツイッターで受けていたのがわかります。でも、日本は本当にすごいところなんです。日本全体が差別主義者だとの誤解を与えたくない。一部の人だけです。みんな大好きです。」とコメントしています。
I know I’ve been attacking a lot of racist Japanese tweets the last few days but Japan is actually a really amazing place. I really don’t want to give the misconception that the entire country is racist, they just have a few bad apples like everyone else. Love you guys
— NaomiOsaka大坂なおみ (@naomiosaka) June 10, 2020
「私は、アスリートは政治を語るべきではない、ただスポーツで人を楽しませればよいと言われるのが嫌いです。まず、これは、人権の問題なのです。次に、私よりもあなたのほうが政治を語る権利があるとどうしていえるのでしょう?これは、もしあなたがIKEAで働いていたら、ソファーについて語れるのはあなただけという論理と一緒です。」
I hate when random people say athletes shouldn’t get involved with politics and just entertain. Firstly, this is a human rights issue. Secondly, what gives you more right to speak than me? By that logic if you work at IKEA you are only allowed to talk about the “GRÖNLID” ?
— NaomiOsaka大坂なおみ (@naomiosaka) June 4, 2020
大坂なおみ選手は、人種差別問題を発言していく決心をし、Black Lives Matter の人種差別抗議のデモへの賛同発言を撤回するつもりはないということです。
大坂なおみ選手ー黙っていては解決にならない
「私はこのBlack Lives Matterの抗議が社会を動かすと信じてるし、社会の変化が進む(facilitate)よう自分のSNSを使います。 ジョージ・フロイドさんの殺人とアメリカで広く起こっている差別は、大きな衝撃です。黙っていることは、決して答えにはなりません。みんな、このことについて声を挙げなければならない。」と大坂なおみ選手は言います。
“I’m vocal because I believe in the movement and want to try to use my platform to facilitate change. George Floyd’s murder and the situation generally in America has had a big impact on me.Being silent is never the answer. Everyone should have a voice in the matter and use it.
大坂なおみ選手もアメリカでBlack Lives Matterに参加
大坂なおみ選手は、ミネアポリス(Minneapolis)と ロサンゼルス(Los Angeles)の黒人人種差別反対の抗議Black Lives Matter protestsに参加したとのことです。
大坂なおみ選手はコイン・キャパニック選手に影響を受けた
大坂なおみ選手は、コイン・キャパニック選手(アメリカンフットボールの選手)が、2016年に、当時アメリカの警察が起こした黒人の暴力に抗議し、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)で、アメリカ国歌(anthem)の斉唱中に起立せずに抗議したことに触れ、コイン・キャパニック選手が、抗議したことで、社会の雰囲気が変わったと言います。
Believe in something, even if it means sacrificing everything. #JustDoIt pic.twitter.com/SRWkMIDdaO
— Colin Kaepernick (@Kaepernick7) September 3, 2018
大坂なおみ選手ー平等な社会へ貢献したい
「私は、黒人が不平等に扱われる社会がなくなることに希望を持っているし、そういう変化のために行動し続けます。そして、次の世代により良い未来が来るよう願っています。」
There have even been BLM marches in Japan! That makes me so happy.So I’m hopeful for change, I’ll keep campaigning for change, and I demand a better future for the next generation.”




