Asia

カナダ|ファーウェイで中国とアメリカの板挟み

‘Alone in the world’: Canada squeezed by superpowers in Huawei dispute

『世界で1人ぼっち:カナダはファーウェイ論争で巨大な力に圧迫される』

みなさんこんにちわ。カナダでファーウェイの副社長が逮捕されました。通信部門の覇権争いで激しく対立する米国と中国。今日はその間で板挟みとなっているカナダについての記事です。

19 December 2018 BBC より

今日のSentence

The arrest of Chinese telecoms executive Meng Wanzhou at the request of Washington sent the Chinese-Canada relationship into crisis. Caught between two superpowers, what are Canada’s options?

Soon after Ms Meng – who is also the daughter of Huawei’s billionaire founder Ren Zhengfei – was arrested, China demanded that Canada release her or face consequences.

Within days, two Canadians, former diplomat Michael Kovrig and businessman Michael Spavor, were taken into custody in China on charges related to “national security”.Many analysts believe they were tit-for-tat detentions.

Vocabulary

Chinese telecoms  :中国電気通信会社

executive:役員・重役

Meng Wanzhou孟 晩舟(マン・ワンチョウ)= ファーウェイ(Huawei)の副会長・最高財務責任者

ファーウェイの副会長 孟 晩舟

ファーウェイの副会長 孟 晩舟

telecoms:電気通信

face consequences:報いを受ける、責任を取る

billionaire:【bìljənéɚ】(ビリオラ)億万長者

任 正非(レン・ツェンフェイ)

任 正非(レン・ツェンフェイ)

Ren Zhengfei任 正非(レン・ツェンフェイ)=ファーウェイの最高経営責任者

consequence:結果・結論・成り行き

diplomat:【dípləm`æt】(プロマット)外交官

custody:【kˈʌstədi】(スタディ)拘留・拘束

tit-for-tat:(ィトフォタット):しっぺ返し・報復

Sentenceを分解して訳してみましょう

The arrest of Chinese telecoms executive Meng Wanzhou

at the request of Washington

sent the Chinese-Canada relationship into crisis.

Caught between two superpowers, what are Canada’s options?

【英文訳】

中国の通信電気会社の重役、孟 晩舟(マン・ワンチョウ)のアメリカ政府の要求による逮捕は、中国とカナダの関係を危機的にしている。2国の巨大な力のはざまで、カナダの選択肢は何であろうか?


Soon after Ms Meng

すぐあと。マン氏が

– who is also the daughter of Huawei’s billionaire founder Ren Zhengfei –

彼女はまたファーウェイの億万長者の設立者任 正非(レン・ツェンフェイ)氏の娘でもあるが

was arrested,

が逮捕されて。

China demanded that Canada release her or face consequences.

中国は、カナダにマン氏を解放するように要求し、そもなければカナダはそれなりの結果を見るだろうと言った。

【英文訳】

マン氏―彼女は、ファーウェイの億万長者の創設者、任 正非(レン・ツェンフェイ)の娘でもあるが、-が逮捕されてすぐ中国は、カナダはマン氏を釈放するように要求し、でなければ中国もそれなりの対応をすると言った。


Within days,

two Canadians, former diplomat Michael Kovrig and businessman Michael Spavor,

were taken into custody in China on charges related to “national security”.

Many analysts believe they were tit-for-tat detentions.

【英文訳】

数日後、2人のカナダ人、元外交官マイケル・コブリグ氏とビジネスマンのマイケル・スパバ氏は中国で「国家安全保障」に関する罪で拘束された。多くのアナリストたちは、この2名の拘束は、中国の報復であると見ている。

ファーウェイのマン氏・逮捕に対する中国の報復

アメリカ政府の要求により、中国の通信電気会社ファーウェイの重役、孟 晩舟(マン・ワンチョウ)はカナダで逮捕された。この件で、カナダは今、中国とアメリカとのはざまで危機的状態にある。

孟 晩舟(マン・ワンチョウ)が逮捕されて、すぐに中国は孟 晩舟(マン・ワンチョウ)氏を釈放するようカナダに要求。また中国では、2人のカナダ人、元外交官マイケル・コブリグ氏とビジネスマンのマイケル・スパバ氏が拘束された。このカナダ人2名の逮捕は、中国による報復( tit-for-tat )であると見られている。

カナダ・ビジネスへの影響

この外交的紛争(diplomatic conflict )はカナダのビジネスにも影響を与えている。

カナダの自動車部品メーカ協会(Canada’s Automotive Parts Manufacturers’ Association)は、中国の自動車メーカー(Chinese automaker )に投資(investment)を2年以上もしてきたが、相互の利益(reciprocal interest)は、今、急激に冷えている。

中国で初めて出店する予定であったカナダグース(Canada Goose)も、孟 晩舟(マン・ワンチョウ)氏の逮捕による中国国民の(public )怒りの中(amidst)、店の開店を延期したと発表した。

中国の国営新聞社であるグローバルタイムズ(The Global Times-the state -backed Chinese newspaper )は、カナダの農作物(farming)森林部門(forest sector)は、中国との気まずい関係(soured relations)のために痛い目にあうだろうと報道している。

カナダはアメリカと中国の板挟み

中国がカナダ・アメリカを非難

木曜日に、中国の外相 (foreign ministry)華 春瑩(ホァ チュンイン)氏は、ファーウェイの副会長・マン氏の拘束(detention)違法である(illegal)とし、どんな言い訳をしようとも、どんな司法的手段を使おうとも、事実の軽視(disregard)と法の侮辱(contempt)嘲笑(ridicule)されるだろうとカナダを非難している。

また中国は、アメリカのイラク制裁(US sanctions on Iran)の違反によるワン氏の引き渡し(extradition)要求についても批判している。

Hua Chunying

Hua Chunying By Hong kong free press

 

アメリカ側の動き

一方、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、イギリスの諜報機関(intelligence agency)は、ファーウエイを使用せず追い出すと言っている。

 

板挟みにあうカナダは

中国がファーウェイのマン氏逮捕について反発するにあたり、カナダは『手ごろないけにえ』”handy scapegoat” にされているとの見方もある。

カナダは、孟 晩舟(マン・ワンチョウ)氏の逮捕には、政治的なかかわりはなく(no political interference)、引き渡し(extradition)も 法にのとって行うとして、 事を荒立てないようしている。

水曜日に、カナダ首相ジャスティン・ドルドー氏(Prime Minister Justin Trudeau)は、「カナダは、国民の利益を優先し、法に従う事でこの困難を乗り切る。多くのケースでは、強い政治的発言( political statement)は、逆効果である(counterproductive)。」と言う。

 

カナダ首相・ジャスティン・ドルドー氏

カナダ首相・ジャスティン・ドルドー氏

 

カナダに味方はいない?カナダの選択肢は?

前カナダの外交官はカナダは、引き渡し(extradition)について法的なプロセスを踏むしか選択肢はないと言っている。

「我々は、難しい局面にあるが、何が正しいのかと言う事に焦点を当て続け、北京(Beijing)とだけでなく私たちと同じ考えを持つ(like-minded)国々と一緒に歩まなければならない。」と言う。

一方、前のカナダの外相のJohn Manley氏は、「カナダは、このことについては、世界に味方はいない。アメリカは、この引き渡しと引き換えに何をカナダにしてくれるのかはわからない。鉄・アルミ・木材の関税は、まだかけられているではないか。何が我々の利益になるかよく考える必要がある。」と述べている。

そう言えば

カナダは、地理的にもアメリカに近く、アメリカの最も緊密な同盟国です。一方で、経済発展が著しい中国との関係強化にも近年力を入れてきたようです。巨大な2国、中国とアメリカの板挟みの状態は、非常に苦しいものでしょう。



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