今日は June 21, 2020 VOA NEWS の記事です。
新型コロナウイルス感染症の拡大が北京で再び懸念されています。北京では検査体制を充実させているようです。さっそく記事を見てみましょう。
Beijing Can Screen Almost 1 million People Daily for Coronavirus
『北京は1日に100万人にコロナ検査ができる』
「英語ニュースを読もう!」で、英語のニュースを読んで、単語を覚えたり長文読解したりしましょう。
目次
今日の英語ニュース
The Chinese capital is capable of screening almost 1 million people a day for the coronavirus, an official said on Sunday, as testing continued across the city to try to contain the spread of a fresh outbreak.
Vocabulary
be capable of ~ing:~する能力がある
screening:審査・選抜・選考・スクリーニング・集団検診
contain:【kəntéɪn】(カンテイン):抑える・阻止する・食い止める
fresh outbreak:新たな発生
Sentenceを分解して訳してみましょう
The Chinese capital is capable of screening almost 1 million people
中国の首都はほとんど100万人の検査をすることができる
a day for the coronavirus
1日につき、コロナウイルスのための。
と中国当局は6月21日に言った。
as testing continued
と同時に検査は続けていた
to contain the spread of a fresh outbreak.
新たな発生の広がりを抑えるために
The Chinese capital is capable of screening almost 1 million people a day for the coronavirus, an official said on Sunday, as testing continued across the city to contain the spread of a fresh outbreak.
【英文訳】
新型コロナウイルスの新たな感染拡大を抑えるために検査は続けられていたが、北京では1日に100万人のコロナウイルスの検査をすることができると当局は21日に言った。
【文法解説1】
,an official said on Sunday,の部分は、カンマとカンマで囲まれて挿入されています。文の中に挿入されることで何かの情報をつけ足しています。
【文法解説2】
※ここでのas は接続詞のas です。接続詞とは文と文を結ぶ語です。asの前後がS+Vの形(文を形成している)なので接続詞とわかります。
接続詞のasには
①~の時(時間的に前後の文が同じ)
②~のように ~のやりかたで
③~だから(=because ・原因や理由)
④~ではあるが(逆接)
④今言ったことに何かを付け加える
などがありますが、ここでは、④逆接として訳してみました。
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コロナ第2波か?北京で集団感染
WHOによると6月15日、北京市での集団感染で新たに100人以上の感染が確認された。
発生源は、北京南西部・豊台区にある北京最大の卸売市場「新発地市場」(Xinfadi market )であった。
この感染により北京のコロナの感染者の数は、2月上旬のピーク数を超えた(surpass)。
中国の新型コロナウイルスの検査数はすごい
北京当局は、新たな感染拡大を抑えるために新型コロナウイルスの検査可能数を増大させる。
The #Chinese capital is capable of #screening almost 1 million people a day for the #coronavirus, an official said on Sunday, as testing continued across the city to try to contain the spread of a fresh outbreak.https://t.co/mfSyEGwqJu
— The Milli Chronicle (@millichronicle) June 22, 2020
北京当局によると、北京の新型コロナウイルスの検査可能数は、毎日ほぼ100万人だとのこと。
新型コロナウイルス感染の検査は当初(initially) 、新発地市場の労働者や買い物客、近くの住人に焦点を当てていた( focused on)が、市内の他の地域の住者や食品宅配員も含むよう検査対象を拡大した(expand)。
北京保健委員会(Beijing Health Commission)のスポークスマンである高(Gao)氏は記者会見で、現状で検査能力は2倍以上に増強され、検査機関124カ所で1日当たり23万件超の検査ができるようになったと述べた。
また、新型コロナウイルスの検査は、複数の人から集めたサンプルを1本の試験管(one test tube)で検査するため、北京市の検査能力は実質的にほぼ100万人分だという。
北京に人と機器を導入し検査数100万件/日
高氏はまた、検査スタッフを増やす(boost )ために、湖北省(Hubei )と遼寧省(Liaoning) から、北京に約200人派遣したと述べた。
先月、武漢(Wuhan )でも同じように、コロナ感染症の第2波が懸念された新しいクラスター(cluster) が発生したが、武漢でも既にあった23の検査機関に加え、新たに40の医療機関・疾病対策センターに動員をかけた。従事するスタッフも、従来の419人から1451人に増員し、検査機器も215台から701台へと増やした。1日当たりの検査数を、従来の30万人から、ピーク時には100万人規模にまで高めた。
そう言えば
中国の検査数の多さには驚きます。検査数が多いので、新型コロナウイルスについての色々なことがわかってきているようです。例えば、
武漢での大規模PCR検査では、990万人の検査人数中、無症状感染者は300人だったそうです。
また、無症状感染者がウイルスをまき散らすのかどうかを調べるため、中国当局は、無症状感染者のマスク、コップ、歯ブラシ、スマートフォン、床、家具、ドアノブ、トイレ、排水溝といった身の回りの品、利用するエレベーターのボタン、共有スペースに置かれた物や通路まで調べたそうです。
検査されたサンプルは3343にも及んだそうですが、そのすべてが「陰性」だったそうです。
参照 『日本人は知らない…中国の「990万人コロナ検査」で見えたヤバい事実』2020.6.18 現代ビジネス
無症状の感染者は、人に新型コロナウイルスをうつさない可能性が高いということでしょうか?大変興味深いです。