アフガニスタンの子供たちの写真

middle east

【英語ニュース】中村哲氏・アフガンの地に愛を蒔く

アフガニスタンで医師として働き、現地で井戸を作ったり水路建設をしてきた中村 哲さんが亡くなってから6か月がたちます。NHK WORLD が犯人に関する記事を出していました。また、中村さんが亡くなった直後にALJAZEERAの英語ニュースで中村さんの死を悼む記事が載っていましたので見てみました。

Nakamura Tetsu’s killers at large 6 months on

『中村哲さんを殺害した犯人は6か月逃走中である』

at large:まだ捕まっていない・逃走中



中村 哲さんが殺害されて6か月

日本の医師であり支援者である中村 哲 さんは2019年の12月4日に、アフガニスタン東部のナンガルハール州のジャラーラーバードで車で移動中に、見知らぬ銃を持った男たちに撃たれ亡くなりました。享年73歳でした。

中村さんを殺害した犯人像は?

アフガニスタンの情報機関によると、殺害に関して4人の男たちが拘束されていましたが、証拠不十分で釈放されたことがわかりました。

捜査当局は、中村さんの殺害はテロリストの犯行で、解決が困難とみているそうです。

They acknowledged the murder was a terrorist act that may be difficult to solve.

中村さんの殺害現場の目撃者は

NHKでは、独自に目撃者(eyewitness)に話を聞いているようです。

犯行が行われた近くで店を経営している店主が、

「男たちが2台の車から出てきて、彼の店の前で止まった。男たちは自動小銃(automatic rifles )銃(guns)を持っていて、2手に分かれて、中村さんとボディーガードが乗った車を銃撃した。男たちは、中村さんの車が通った時に、店の前と隣のホテルから銃を放った。」と証言しています。

また、彼の証言によれば、犯人のうち一人は白い服と腰までの黒い長いコートを着ていて、白いショール(shawl)を身に着けていたといいます。


ALJAZEERAが中村さんについて書いている記事から

医師として、「土建屋」として

中村さんは、1979 年のソビエトのアフガニスタン侵略(Soviet invasion of Afghanistan)から逃げてきた人たちを医師として救うために、1984年ペシャーワル(Peshawar)にやってきました。

1990年代初頭、医師である中村さんは、ペシャーワルとアフガニスタンのナンガルハール州で診療所を運営し、医療サービスのない村に医療を届けました。

医療協力だけの限界を感じた中村さんは、常態化した水不足を克服すべくボランティアの協力を得て、井戸を掘り始めます。灌漑の運河も作り始め、2000年の干ばつの後には、6年間で16,000ヘクタールの土地をよみがえらせました。何百万人もの命が救われたと言います。

After a devastating drought in 2000, he then started digging bore wells and built a network of irrigation canals, bringing back about 16,000 hectares (40,000 acres) of land to life in over six years, helping millions of people in the Kuz Kunar, Kama and Khewa district of Nangarhar province.

中村哲さんの功績

中村哲さんは、アフガニスタンでの人道的な仕事を讃えられ、2003年にアジアのノーベル賞と言われるマグサイサイ賞(Ramon Magsaysay Award)を受賞しました。

2019年にはアフガニスタンの市民栄誉賞(honourary Afghan citizenship)も受賞しています。

中村哲さんは、アフガニスタンの大統領・アシュラフ・ガニー(President Ashraf Ghani )から、「アフガニスタンの最も身近な友人」 “one of the closest friends of Afghanistan”と呼ばれていました。

 

アフガニスタンのアーティストがカーブルとジャラーラーバードで中村さんの壁画を描いた

現地のアーティスト集団のArtLordsが中村哲さんへの敬意を表して壁画(murals)を描きました。「中村先生の素晴らしい仕事を忘れないために、壁画を描きました。」

壁画は、ジャララバード市とカブール市にそれぞれあります。

「この土に、わたしたちは愛の種のみをまく。愛、ただそれだけ」と、この壁画には中村哲さんの絵の横に、パシュトー語で書かれています。

“In this soil, we will only plant the seeds of love; nothing else than love”

 

「中村博士はアフガニスタンを変えようと試み、アフガニスタン社会で最も弱い人々に奉仕しようとしたために殺害された」と地元の「芸術家」でArtLordsの共同創設者であるOmaid Sharifiさんはアルジャジーラに語りました。

“Dr Nakamura was killed for trying to change Afghanistan and for trying to serve the most vulnerable people in the Afghan society,” Omaid Sharifi,



アフガンの人に愛されていた中村哲さん

中村哲さんは、アフガニスタンで彼のニックネーム「ムラドおじさん」で広く知られ、30年以上にわたる中村哲さんの人道的活動は、多くの人々から愛され尊敬されてきました。

「中村先生の死は私たちにとって大きな損失です。私たちはいつも中村先生をアフガニスタンの真の忠実な息子として思い出します。」とナンガハールのカマ地区の教師で居住者であるアジュマルさんはアルジャジーラに語りました。

中村哲さんがいなくてさみしい

アフガニスタンの人々は、普通の人から政府の役人までみなが、中村先生の志を継ぐと誓っています。

「我々は、アフガニスタンが前進するように、一生懸命に働くことを誓います。」

“We vow to commit to volunteering and commit to really working hard to bring a positive changes in Afghanistan,”

 

ALJAZEERA=アルジャジーラ(アラビア語: الجزيرة‎)アラビア語と英語でニュース等を24時間放送している衛星テレビ局。アラブ系メディア。中東の報道機関。




本サイトが紹介されました!

えいごログ

最近の記事

  1. トランプWHOを脱退・批判の声【英語ニュースから】
  2. トランプWHOを脱退
  3. アメリカの感染が止まらない!1日で5万人・特に南部で激しく
  4. ネイティブ講師・しかも格安のオンライン英会話見つけました!
  5. コロナから芸術守る・20億円の援助|イギリス
  6. diedとdeadの違い
  7. 球磨川氾濫・熊本豪雨【英語で読もう】
  8. 東京の感染者数124人・日本も感染爆発か?
  9. 日本経済のコロナによる打撃【Tankanより】
  10. 香港の活動グループ解散する
PAGE TOP