The Coronavirus Conspiracy Boomとコロナのイメージ画像の上に

ニュース記事

コロナの陰謀説とは・アメリカのメディアから

新型コロナウイルスの蔓延で、コロナについての陰謀説がアメリカでいろいろとささやかれているようです。

どんな陰謀説があるのか、その陰謀説をどうして人々は信じているのか?

The Atlanticの記事から考えてみましょう。アメリカの文化を垣間見られる記事です。

英語圏の文化を知って英語の勉強に役に立てましょう。

新型コロナウイルスと陰謀説が大流行

新型コロナウイルス感染症が流行すると同時に、新型コロナウイルスについての陰謀説もアメリカで流行しているようです。

例えば、コロナに関するミステリアスな出来事としては、アメリカのホラー・SF作家のディーン・R・クーンツの1981の小説  “The Eyes of Darkness”が、2020年のコロナを予言しているとして、話題になっています。

小説 “The Eyes of Darkness”が2020年のパンデミックを予想していると話題に

40年前に書かれたディーン・R・クーンツの小説の一部分が、SNSに載っていたので、写真を下に載せています。

今のコロナの状況を予測するディーン・R・クーンツの小説の中には、「2020年に重症の肺炎のような病気が世界中ではやって、すべての薬に耐性があって、その病気の不可解なところは、急に発病したかと思えば、すぐに消える…」などと書かれています。

この様な話を、都市伝説、英語ではurban legendと言います。

このディーン・R・クーンツの小説、”The eyes of Darkness” おもしろそうですよね。どこまで、今のコロナの状況と似ているストーリーになっているのでしょうか?

もし興味がある方は、アマゾンで買えます。

The Eyes of Darkness の本の表紙

DeanKoontzの小説に2020年のコロナの予測的なものが出ていると話題になっている画像

 

陰謀説が語ること

新型コロナウイルスの世界的な大流行で、社会的活動の制限、経済の萎縮など、多くの人が大変な目に合っていて、不安や恐怖がひしめき合っています。そんな不安定な状況で、陰謀説は生まれやすく、信じられやすいのでしょう。

The Atlanticでは、今は、アメリカ国民がどんな風に陰謀説にのめりこんでいくのかを調べる絶好のチャンスになると述べています。また、陰謀説について一歩引いて分析し、陰謀説を通じてメディア、政府、私たち自身について見つめなおすことができるとしています。

It’s wise to step back and use these unique circumstances to consider what conspiracy theories can tell us about the media, the government, and ourselves.

 

新型コロナウイルス陰謀説には2つの主流がある

アメリカのコロナウイルス陰謀説には、主流の2種類があるそうです。

一つは、ウイルスの重症度(severity) を疑うものと、

もう一つは、新型コロナウイルスは生物兵器(bioweapon)だとするものです。

陰謀説と政治の関係

パンデミックは大げさだとする陰謀説はトランプ発祥?

パンデミックを軽いものとしてみようとする態度は、トランプ大統領がとっているものです。

トランプ大統領は、まだパンデミッが始まったばかりの2020年2月28日のサウスカロライナの集会で、ウイルスを民主党の「新しいデマ(new hoax)」と言っていました。

トランプ大統領は、その後3月中旬以来は、新型コロナウイルス感染症を前よりも少しは真剣に受け止めるようになりましたが、しかし今でも新型コロナウイルスの脅威が誇張されているとの姿勢は崩していないようです。

トランプ大統領は、新型コロナウイルスが必要以上に大げさに取り上げられるのは、メディアの中にいる、コロナを大げさに取り上げたい人たち、そういう意思を同じくする人たち(like-minded partisan)によるものだと思っているようです。

実際に、トランプ側の保守系のメディアでは、パンデミックの死亡人数上昇についてですら、疑いを投げかけるような報道をしています。

保守系政党は新型コロナパンデミックの現実に疑問

保守的なメディアのパーソナリティは、死者数が増加しても、パンデミックの現実に疑問を投げかけ続けています。

保守系のコメンテイターは、、実際にCOVID19の患者はほとんどいないんだと訴え、人々に地元の病院を盗み見して、実際に病院に行き来している人がどれだけいるのかを調査させるなどしています。

 

もう一方の陰謀説は、「コロナは生物兵器である」という説

一方、新型コロナウイルスの発生は、故意的なものだとする陰謀説も主流です。

その陰謀説によるとウイルスは中国、ロシアが作り出したとか、ユダヤ人の実業家・慈善家の

ジョージ・ソロス( George Soros) やビル・ゲイツ (Bill Gates)などの大金もちが、新型コロナウイルスをばらまいた(disseminated )と主張するものです。

コロナは人為的に生み出されたという陰謀説は、中国は新型コロナウイルスを製造・研究していたが、、偶然に(accidentally)、新型コロナウイルスが研究室から外にもれてしまったとか、

または、ビルゲイツと世界保健機構がワクチンを作ることで、世界を支配しようとしているとか、

そういう陰謀説です。

 

そして、コロナは人為的なものだとする陰謀説の行きつく果ては、新型コロナウイルスは5Gの覇権争いのために作られたというものです。

陰謀説の世論調査

これらの陰謀説が、どれだけ人々に受け入れられているのか、The Atlanticは調査したそうです。

The Atlanticの調査は、3月17日から19日にかけて2,023人のアメリカ人に対して、陰謀説をどれだけ信じているのかの世論調査を行いました。

また同時に、回答者の好みの政党やイデオロギー的傾向、などについても質問しています。

多くの人が、少なくとも一つの陰謀説を信じている

世論調査の結果、ほとんどの人が、尋ねられた22個の陰謀説のいずれか1つは信じていることがわかりました。

「あなたは陰謀説を信じるか?」アンケート結果

・22個の陰謀説どれも信じていないという人は、全体の9%に過ぎませんでした。

・54%が「最も裕福なアメリカ人の「1%」が密かに政府を支配している」と信じていました。

・50%は、億万長者のジェフリーエプスタインが自分の活動を隠すために殺害されたと信じています。

・45%は、遺伝子組み換え食品の危険性が公衆から隠されていると信じています。

・43%は隠れた政府(deep state)が密かにアメリカの政府に埋め込まれていると信じています。

※deep state:実在する政府の中に、隠れた政府がありそれが実権を操っているというアメリカの陰謀説

 

・37%は、トランプ大統領の2016年の選挙当選をロシアとの共謀があったからだと信じています。

・29%はトランプ大統領の再選の可能性を傷つけるためにウイルスの脅威が誇張されてると信じています。

・28%の人がヒラリー・クリントンがロシアに核物質を提供したと信じています。

・31%はウイルスが意図的に製造されて広まったと信じています。

・30%はワクチンの危険性が隠されていると信じています。

新型コロナウイルスへの前例のない不安が陰謀説を駆り立てる

アメリカ人が前例のないほどのストレス、不確実性、および無力感を感じることで、陰謀説を信じやすくなってしまう可能性はあると記事では述べられています。

陰謀説はどこからやってきた?

陰謀説が生まれる源としてSNSが考えられると私は思います。

しかし、記事では、SNSの影響の他に、陰謀説が生まれる理由として、物を見る目に人々のバイアスがかかってしまうことを挙げています。

例えば、、自分が好きな団体、政党が主張することを信じる傾向があると。自分が信じ、応援している団体をよきものとして表現し、対抗する団体を無能であり腐敗している表現する陰謀論を信じがちだと言います。

政治家やメディアによる陰謀論は人に浸透しやすい

例えばトランプ陣営はコロナのために、選挙戦で苦戦を強いられています。

そこで、トランプ支持派の人たちは「コロナはトランプを傷つけつために誇張されている」という理論にどうしても傾いてしまいます。

実際、「コロナはトランプを傷つけつために誇張されている」という理論は民主党支持者よりも共和党支持者で多く見られるそうです。

そして、トランプと右翼の人たちは、「CVID-19はトランプを傷つけつために誇張されているという」考えを選挙戦に利用しているのです。

陰謀思想が陰謀説を広げる

陰謀説をつくりあげるその他の原因に記事では、「陰謀思考」を挙げています。

人は多少とも何かのできごとを「なにか裏があるんじゃないか?」「これは、陰謀ではないか?」と考える面をあげています。

陰謀説もほどほどに

いずれにせよ過度に陰謀説を信じ切ってしまうと、コロナの状況下で言えば例えば、生物兵器説に惑わされて不安に駆り立てられ、買いだめ(hoarding)に走ったり、自己中心的な行動 (self-centered behaviors)行動に出たり、逆に新型コロナウイルスは煽られすぎているとコロナを軽く見すぎると予防行動を怠りがちになるだろうと結論立てていました。

そう言えば

日本でも、陰謀説はいろいろとあります。私も都市伝説は、結構好きでテレビで見たりします。けれどそれは一種のエンターテイメントのようなもので、「陰謀説は話半分、興味半分で楽しんで見聞きするもの」という姿勢が日本では大多数なのではないでしょうか?

アメリカのように、陰謀説があからさまに政治運動に利用されると、国民はいったい何を信じてよいのかわからなくなります。そんな中で世界一の影響力を持つ大統領の選挙が行われると思うと、ちょっと複雑な気持ちがします。

いろんな意味で、今日の記事は勉強になりました。

今日もお読みくださいまして、ありがとうございます。一緒に英語の勉強をがんばりましょう。🐷❤



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