みなさんこんにちわ。新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっているなか、各国のリーダーたちはその対応に追われているようです。そんな中、イギリスのジョンソン首相は自身も新型コロナウイルスに感染してしまい現在入院中。ICUでの治療がなされているようですが、様態はどうなのでしょうか?
さっそく記事を見てみましょう。
イギリスの首相コロナで入院・酸素吸入
【今日の英語ニュース】
British Prime Minister Boris Johnson was in stable condition Tuesday in a hospital intensive care unit with the coronavirus, and while he is not on a ventilator, he is receiving oxygen, his spokesman said.
Vocabulary
in stable condition:安定した状態で
intensive care unit:集中治療室
while:【wάɪl】(ワイル):~とは言え・~するうち・~と同時に・~する限り
ventilator:【véntəlèitər】(ヴェンティレイタ):人工呼吸器
oxygen:【άksɪdʒən】(アキシジェン):酸素
英語ニュースを分解して訳してみましょう
British Prime Minister Boris Johnson was
イギリスの首相ボリス・ジョンソンは、
in stable condition Tuesday
安定した状態で 火曜日に
in a hospital intensive care unit
病院の集中治療室で
with the coronavirus,
コロナウイルスで
and while he is not on a ventilator,
彼は人工呼吸器につながれては無いが
he is receiving oxygen,
彼は、酸素を受け取っている
his spokesman said.
と彼の官邸報道官は言った。
英文訳
British Prime Minister Boris Johnson was in stable condition Tuesday in a hospital intensive care unit with the coronavirus, and while he is not on a ventilator, he is receiving oxygen, his spokesman said.
イギリスの首相ボリス・ジョンソン氏は、コロナウイルス感染のために入院していたが、4月7日には集中治療室で安定した状態であった。官邸報道官によると、ジョンソン氏は人工呼吸器は使っていないが、酸素吸入を受けているとのことだった。
ジョンソン首相のコロナ状態は?家族も感染
ジョンソン首相の様態
イギリスのボリス・ジョンソン首相は55歳。ジョンソン首相は、3月26日にCOVID-19と診断されてからDowning Streetの自宅に隔離(quarantine)されていた。その間も遠隔操作で仕事を続けていたが、咳と熱が10日間続き(persist)、容態が悪化したため、4月5日にセント・トマス病院(St. Thomas’ Hospital)に入院した。また、6日には、ICUでの治療が始まった。
「首相の状態は安定しているし(stable)、 気分も良い(remains in good spirits)。酸素吸入を行っているが、人工呼吸器(ventilator)ではなく自力で呼吸できている。」と官邸報道官のジェームス・スラック氏は言う。
ジョンソン首相は隔離されていた10日間、ビデオメッセージを流し続け、新型コロナウイルス拡大のスピードを落とすために、家に滞在しているように(stay home)、人との距離をあける(social distancing)ように、イギリス人たち(Britons)に訴えていた。
4月3日のビデオメッセージでは、ジョンソン首相は、「調子は良くなっている」としながらも、眼は充血し(red-eyed)、顔は赤くなって(flushed)おり、熱っぽい(feverish)とのことだった。
皮肉にも、一国のリーダーが新型コロナウイルスに感染したのは、ジョンソン首相が世界で初めてである。
ジョンソン首相の家族もコロナ陽性
ジョンソン首相のフィアンセ(fiancee)である Carrie Symondsさんは、妊娠中であり (pregnant)、彼女も新型コロナウイルスに感染しているが、症状は回復してきている。
ジョンソン氏が不在の時のイギリスの政治はどうなっているのか?
イギリスには、副首相(deputy prime minister)というものは無い。
今、入院中のジョンソン首相に代わってその代役を務めている(deputize)のは、外務大臣ドミニク・ラーブ(Foreign Secretary Dominic Raab) 氏である。
ラーブ外相は、ジョンソン首相からコロナ対策を推し進めて欲しいと依頼されているとのこと。

Foreign Secretary Dominic Raab
「早く良くなって」お見舞いの声が
マイケル・ゴーヴ(Gove)内閣府担当閣外相氏は、家族に新型コロナウイルスの軽い症状が出ていたため、自宅で待機していたが、「ジョンソン首相がIUCに入ったことを聞いてとてもショックだった。ジョンソン首相には、この病気を乗り越えて(pull through )ほしい。ジョンソン氏は我が国のリーダーだ。彼は心優しく(a big-hearted)、寛大な男(generous-spirited guy)なのだ。私たちは彼を応援している”We are rooting for him.”」とのこと。
そう言うゴーヴ氏も、今は、自宅で業務を続けている。
ジョンソン大統領の前広報担当者であるWill Walden氏は 「ジョンソン首相はコロナ感染で休みを取るよりも、コロナにかかりながらも仕事を続けることを選んだ。ジョンソン首相はストイック(stoic)で、ちょっと血の気の多い(bloody-minded)ところがある。」と BBCに話している。
トップの健康状態を公にするのは、イギリスでは異例
ジョンソン首相の症状の悪化(deterioration) はイギリス国民を心配させ、もっとジョンソン首相の様態について詳しく知らせてほしい(be more transparent)との電話を政府は受けている。
イギリスの首相の健康状態を事細かに国民に知らせることは、通常ならばありえない。1953年ウイストン・チャーチル(Winston Churchill) が、病で倒れた時にも、チャーチル氏が回復するまでその事は秘密にされていたのだから。

ウイストン・チャーチル
エリザベス女王のコメント
エリザベス 女王(Queen Elizabeth II)もジョンソン首相に早く良くなってほしいとのコメントを出した。皇太子チャーズ(Prince Charles)も新型コロナウイルス陽性だったが回復している。また、ウィリアム王子(Prince William)は応援のメッセージを送っている。

Queen Elizabeth II
海外からもお見舞いの声が
アメリカのトランプ大統領
アメリカのトランプ大統領は、「アメリカ人みんなで回復を祈っています。”Americans are all praying for his recovery.” 」とのこと。「ジョンソン首相は毅然とした(resolute)男だ。本当にいい友達だ。」と励ましの言葉を送っている。
またトランプ氏は大手の企業 (leading companies)2社に、ロンドン当局と連絡を取って役に立つ治療薬(therapeutics)について申し出るように頼んだとのこと。トランプ大統領は「我々は、ジョンソン首相の医師団と連絡をとっており、状況を見守っている。」とも伝えた。

Donald J. Trump
フランスのマクロン大統領
フランス大統領のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)氏は、ジョンソン氏とその家族、またイギリス国民に向けて「ジョンソン首相がよくなることを願います。I wish him well.」とツイッターで発信した(tweeted)。

フランス・マクロン大統領のツイッターのプロフィール写真
ロシアのプーチン大統領
ロシアのプーチン大統領(Russian President Vladimir Putin )も、「早く良くなってください。」とのお見舞いの電報(telegram)を送っている。 “I’m positive that your energy, optimism and sense of humor will help combat the disease”『ジョンソン首相のエネルギーと楽観主義とユーモアのセンスは、この病気をやっつけてくれるものと私は信じます』とプーチンは伝えている。.

Russian President Vladimir Putin
ジョンソン首相がもしもの時には
新型コロナウイルスは多くの感染者は軽い症状(mild symptoms )であるが、時に高齢者やこどもに肺炎(pneumonia)を引き起こし、死に至らしめている。
イギリス政府の発表では、4月6日には、 51,608 人が感染し(be confirmed ) 5,373 人が死んでいる。
イギリスの不文憲法(Britain’s unwritten constitution)では、総理大臣が亡くなったり仕事ができなくなった時にどうするかは、明確にされていない。 長い歴史の中で7人の首相が任期中に亡くなっているが、いずれも昔の話で、最近のケースでも1865年に任期中の首相の死亡例しかない。
もしも、ジョンソン首相の様態が悪くなって、職に戻れないとしても、自動的(automatically)にラーブ(Raab)氏が首相になるのではなく保守党(Conservative Party)は、新たに新しいリーダーを選び、そこで首相 (prime minister)が決まることになる。
そう言えば
4月9日の朝のニュースでは、ジョンソン首相の様態は回復してきているとのことでした。早く元気になってください。
安倍首相も覚悟の任務
日本でも安倍首相がテレビのインタビューで、『自身がコロナで倒れたらどうするか?』の質問をされていました。安倍首相は、「もしも感染したのならば遠隔で内閣総理大臣としての仕事を続けます。万が一、意識が無いなどの状態になったら、麻生副総理が私の代わりを担うようになっています。」と答えていました。
安倍首相は毎日忙しそうですが、お体には気を付けてほしいです。




