Science & Health

アメリカの十代は、学校にストレスを感じている

A report released Thursday by the American Psychological Association finds the rate of adolescents reporting symptoms of major depression increased 52 percent between 2005 and 2017 — from 8.7 percent to 13.2 percent — among youth from the ages of 12 and 17.

The survey examined data from 611,880 adolescents and adults. The researchers did not find a similar increase in adults older than 26.

School and the pressure to get good grades appears to be the leading source of stress for many young people.

今日のニュースの難易度★★★★☆

・アメリカの若者が精神的に疲弊している様子が書かれています。ニュース記事のもとになっている調査結果は、こちらで見られます。

・アメリカの若者のプレッシャーについて考えさせられる記事です。それは、日本のものとは少し違う気がします。

 

Vocabulary

American Psychological Association:アメリカ心理学会

アメリカ合衆国の心理学分野の職能団体として代表的な学会。設立は1892年、現在会員数15万人。

adolescent:【æ̀dəlésənt】(アドスセント):思春期・青年期の人・思春期の・青年期の

major depression:大うつ病性障害

2週間以上の重症の抑うつ気分がある場合を言う。もしその途中に気分の高まりなどが出れば双極性障害と呼ばれる。

抑うつ(気分が落ち込んで、活動が見られない)状態の他に興味、喜びがない・食事や体重の変化・睡眠障害(著しく過眠、もしくは不眠)・活動が活発でない・疲労感・罪悪感・集中力の無さ・意思決定がおっくう・自殺念慮などが見られる

Sentenceを分解して訳してみましょう

A report released Thursday by the American Psychological Association finds

the rate of adolescents reporting symptoms of major depression

increased 52 percent between 2005 and 2017

— from 8.7 percent to 13.2 percent —

among youth from the ages of 12 and 17.

【英文訳】

14日に発表されたアメリカ心理学会によるの報告によると、12歳から17歳までの若者のうつ病の割合は、2005年と2017年の間で52%増えて8.7%から13.2%になった。

The survey examined data from 611,880 adolescents and adults.

The researchers did not find a similar increase in adults older than 26.

School and the pressure to get good grades

appears to be the leading source of stress for many young people.

【英文訳】

その調査は、611,880人の思春期の若者と大人のデーターを調べた。26歳以上の大人には、同様の増加は見られなかった。多くの若者にとって学校と良い成績をとる事は、主なストレス要因のようである。

アメリカで子供のうつが増加

アメリカ心理学会によると

アメリカ心理学会が611,880人のデーターを調べたところ、思春期の若者のうつ病が増加しており、その割合は、2005年と2017年の間で52%増だとのこと。特に、2009年から2017年では、増加が一層激しくなっており63%の増加であった。

2017年ではうつ病と診断された12歳から17歳の若者は、13.2%である。

13歳から18歳の不安障害(anxiety disorder)は、3人に1人の割合になっている。

テキサス州にあるサンアントニオ子ども病院の心理学( Psychology)の医師Elena Mikalsenは、「31%の思春期の子供が不安障害である。これは、精神衛生上の危機的事態(mental health emergency)と言える。」と懸念をあらわしている。

 

大人では、若者に見られるようなうつ病の増加は近年見られていない。

不安障害とはanxiety disorder

不安(anxiety)は一時的なものであるが、不安障害(anxiety disorder)とは、不安がつきまとい、それが、頭痛(headache)慢性痛(chronic pain)胃の病気(stomach issues)免疫系の抑制(immune system suppression) 不眠症(disrupted sleep)を招くまでに症状がひどくなるものを言う。

 

子どもたちの不安障害の原因は

医師Elena Mikalsenによると、子どもたちの不安の原因は、学校。

子どもたちは、学校でよい成績を取らなければいけないと言う強いストレスにさらされていると言う。

最も子どもたちが不安を訴える時期は、子どもたちが試験を受ける時期の4月と5月。また、自殺の割合もその時期に高い。

夏には、不安を訴え通院する子は少ないのだとか。

大学で感じるストレス

高等教育研究所(Higher Education Research Institute)の2017年の調査によると、大学に関係する不安も増加していると言う。

30のアメリカの大学の8,264人の大学新入生(incoming first-year students)について、調べたところ、39%の学生が、しばしば不安を感じると答えたとのこと。また、そのうち半分しか、大学での個人カウンセリングを求めることはしなかったとのこと。

例えば、Tarek Saoudさん(22)は、大学に入った後、パニック発作(panic attack)に悩まされていると言う。

「僕は、大学のコースを2,3回変えました。しかしどれも自分は好きでなかった。自分にとって何が大切なのかではなく、この北バージニアでは、法律家、医師、科学者そんなところが期待されている。それらの職業が、成功者としてみなされている。ただそのためにだけ、大学の授業をこなすことが辛かった。その時は、自殺の事を考えていた。」とTarek Saoudさんは言う。

日本語版

(英語) ペーパーバック



また、学生の中には、学校銃撃(school shooting)に恐怖を覚え、ストレスになっている学生もいるとのこと。

 

PEW Research Center より アメリカの13歳~17歳の子に質問(2018年)

PEW Research Center より アメリカの13歳~17歳の子に質問(2018年)

 

また、フロリダの19歳の大学生Pisacanoさんは、不安障害を抱えているが、友人にその事は話していないと言う。

「私は友達に病気の事はあまり話さない。友達も私の病気の事なんか聞きたくないと思うし。友達も私が精神的な病気だと知ったらいい気分はしないと思う。」と話す。

そう言えば

アメリカでは、格差が激しく、ゆえに「勝ち組」にならなければいけないプレッシャーが特に強いのかなと思いました。

アマゾンプライムでアメリカのドラマなどをよく見ているのですが、格差の問題、人種問題、医療問題などがドラマの中で垣間見られ、色々な登場人物の苦悩が感じとれます。

日本も、アメリカに習って格差が大きくなってきていますが、ホントにそれでいいのか立ち止まって考えるべき時期に来ていると思います。



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