Asia

ファーウェイに見るアメリカと中国の関係

みなさんこんにちわ。アメリカ政府はファーウェイ製品を使用禁止とし、ファーウェイ側はそれに対し米政府を提訴したそうです。

アメリカと中国の関係が悪くなってきている中、中国企業と関係を築いてきたシリコンバレーの事情が書かれています。

March 03, 2019 VOA NEWS より

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今日のSentence

After years of growing ties between China and Silicon Valley, the U.S. tech capital sees itself caught between Beijing and Washington over which country will win the competition to create the next generation of communication technologies.

Huawei, the Chinese telecommunications company that is building a 5G network in countries around the world, remains a flashpoint.

U.S. concerns about China and technology extend to the nation’s methods to achieve technology dominance, as outlined in Beijing’s Made in China 2025 plan.

Vocabulary

telecommunications:テレコミュニケーション=遠く離れた所からの通信。電話やFAX、インターネットなどのデータ通信のこと。

télé=「遠い」 + communication 「遠いコミュニケーション」を意味

communication technologies:通信技術=コンピュータやインターネット等に関する技術や、ビッグデータ、ソーシャルメディアなどのサービスやビジネスのこと。

remain:依然として~のままである

flashpoint:危機に直面していること・ちょっと触れればすぐに爆発してしまいそうな事・引火点・一触即発の時点

extend to ~:~にまで及ぶ

technology dominance:技術の優位

Made in China 2025 plan=中国製造2025計画

outlined:要点を述べる・概要を述べる・輪郭を描く

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Sentenceを分解して訳してみましょう

After years of growing ties between China and Silicon Valley,

数年に渡り拡大してきた中国とシリコンバレーの関係の末、

the U.S. tech capital

アメリカのテクノロジーの首都(シリコンバレー)は、

sees itself caught between Beijing and Washington

自分たちは中国政府とアメリカ政府の間に板挟みになっていると 見ている

over which country will win the competition

どちらの国が競争に勝つかについての

to create the next generation of communication technologies.

次の時代のコミュニケーション技術をつくるための

数年にわたり拡大してきた中国とシリコンバレーの関係の末、アメリカのテクノロジーの街シリコンバレーは、次の時代のコミュニケーション技術を創造する競争にどちらの国が勝つかのをめぐって、自分たちは中国政府とアメリカ政府の板挟みになっていると見ている。

※ここでは、地名が次のような意味で使われています。

Silicon Valley(シリコンバレー)=the U.S. tech capital(アメリカの技術の中心地)

Beijing(中国政府)

Washington(アメリカ政府)

which疑問代名詞です。=「 (一定数の中から選択する時の) どちら、どれ、どの人」の意味。

which country will win the competition=「どちらの国が競争に勝つか」

ここのwhichは関係代名詞ではありません。

関係代名詞は、名詞+which の形をとり、which の前には必ず名詞があります。

関係代名詞のwhichについても見てみる

※ここでは、知覚動詞が使われています。

the U.S. tech capital sees itself caught between Beijing and Washington

知覚動詞|図解ですぐわかる簡単説明


Huawei, the Chinese telecommunications company

that is building a 5G network in countries around the world,

remains a flashpoint.

5G通信網を世界中の国々に展開している中国のテレコミュニケーション会社ファーウェイは、依然として危機的状況に直面している。


U.S. concerns about China and technology

extend to the nation’s methods

to achieve technology dominance,

as outlined in Beijing’s Made in China 2025 plan

中国と技術に対するアメリカの懸念は、中国政府の中国製造2025計画に描かれている技術優位を成し遂げるための中国の手法にまでおよんでいる。

U.S. concerns about China and technologyまでが主語で「中国政府と技術に対するアメリカの懸念」の意味になります。動詞がextend。



中国のIT発展~記事の背景

中国では、さかんに技術発展に力を入れているようです。

その目標を掲げたのが、記事の中に出てきた” Made in China 2025 plan”「中国製造2025(メイド・イン・チャイナ2025)」です。

安い人件費を売りに世界の工場として発達してきた中国ですが、近年その舵を切り替えて、技術の中国へ発展しようとしています。ITやロボット、AI(人工知能)を活用した「技術密集型/知能的集合型」の産業へのシフトです。

 

記事によりますと

バルセロナで先週行われたモバイル・ワールド・コングレス(Mobile World Congress) では、アメリカとファーウェイが世界のリーダーたちに、それぞれの立場を強調し売り込みに必死であった。

アメリカの中国への警戒

アメリカは、中国の2025計画を懸念している。

アメリカ政府は、中国政府の産業、研究、開発への補助金(subsidy)やIT開発の手法は、企業の秘密を盗む為の大規模な(massive) ハッキングであると言う。

アメリカは、人工知能(artificial intelligence)ロボット工学( robotics)は、国家安全に重要だと考えており、その分野での中国進出を阻みたいところである。

 

シリコンバレーでは、アメリカの警戒をどう見ているか?

しかし、技術産業界の多くは、アメリカ政府による新たな制限(restriction)を危機として見ている。

「中国と一緒に働かなければ、必要な情報を入手できないばかりか、中国はアメリカに代わるパートナーを見つけることになり、アメリカは市場から締め出されてしまう。」と“The Future Is Asian”の著者であるParag Khanna氏は言う。

Parag Khanna氏著書の“The Future Is Asian”

「私たちは互いにオープンでなければならない。アメリカと中国は、開かれた交流で利益が得られる。互いに壁を作るのは、利益にならない。」とシリコンバレーで有名な ベンチャー投資家(prominent venture capitalist)のTim Draper氏は言う。

 

5Gをめぐる戦い

中国の企業は、5G通信網を世界に拡大する競争にしのぎを削っている。

アメリカは、中国企業が秘密に端末の情報を中国政府に送信するとし、中国企業の5G展開に危機感を持っている。

 

中国とアメリカとシリコンバレーの今後の関係は

今後、中国とアメリカが互いにどのような関係になるのかを予想するのは難しい。

状況がはっきりするまでは、シリコンバレーの投資家(investor)起業家(entrepreneur) は、国境をまたがる投資を見送るしかない。

中国を国家の安全を揺るがす国とみなすか、ビジネスチャンスとみなすのか。

その間、シリコンバレーはどっちつかずの状態である。

そう言えば

記事の中に出てきたベンチャー投資家(venture capitalist)とは、「ベンチャービジネスへの株式投資を行って資金を提供するともに、経営コンサルティングも行う人」の事を言うそうです。

アメリカと中国の問題、シリコンバレーが板挟みになっているという事でしたが、アメリカの国営放送であるVOAニュースに書かれているところが興味深いと思いました。

日本はどういう立場をとるのでしょうか。



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