フランスの女性たちのデモ

Europe

フランス|女性たちは黄色い風船でデモ行進

Hundreds of female ‘Yellow Vest’ protestors have peaceful French demo

『数百人の女性黄色いベスト抗議者は、平和的なデモを行う』

みなさんこんにちわ。フランスのデモは、まだ収束していないようです。7日のテレビ画面では、政府機関の大きな扉が破壊されていました。そんな中、女性たちが、黄色い風船を持ち平和的にデモを行ったとのことです。今日は、France24からとりあげました。さっそく記事を見てみましょう。

06 January 2019 France24 より

今日のSentence

French women on Sunday marched in Paris to reclaim the “yellow vest” movement from violent activists, a day after protesters smashed their way into a government ministry.

Some of the women waved yellow balloons and pushed prams. Protests were also held in other French cities.

The “yellow vest” protest movement, which has now seen protests on eight consecutive Saturdays, was initially triggered by anger over an increase in fuel taxes.

But it has since morphed into a campaign against the high cost of living and the government of President Emmanuel Macron, seen by many as arrogant and beholden to big business.

Vocabulary

reclaim:【rɪkléɪm】(レクイム):失ったものを取り戻す・もとの状態に戻す

smash one’s way into :~の中へ突き進む

government ministry:政府の省庁

pram:(プラム):ベビーカー・うばぐるま

consecutive:【kənsékjʊṭɪv】(コンキュティブ):連続の

initially:【iníʃəli】(シャリィ):初めは・当初は

morph into:【mɔː(r)f】(モーフ):~に姿を変える

high cost of living:高い生活費・生活難

President Emmanuel Macronエマニュエル・マクロン 大統領(1977年12月21日生まれ。現在41歳)2017年5月に39歳でフランスで最も若い大統領となる。元経済・産業・デジタル大臣。2016年に政党「LaRépubliqueen marche!(共和国前進!)」を創設。

マクロン大統領

フランス・マクロン大統領のツイッターのプロフィール写真

arrogant:【ˈærəg(ə)nt】(ロガント):横柄な・傲慢な

beholden to ~:~に恩義を受けている・~の世話になっている

Sentenceを分解して訳してみましょう

French women on Sunday marched in Paris

to reclaim the “yellow vest” movement from violent activists,

a day after protesters smashed their way into a government ministry.

Some of the women waved yellow balloons and pushed prams.

Protests were also held in other French cities.

※ここの、protesters smashed their way into a government ministryとは、
5日(土曜)に暴動化した抗議者が、政府庁舎の扉をぶち壊した事を言っています。

【英文訳】

抗議者が政府庁舎の中に突入した翌6日(日曜)に、暴力的な活動家から『黄色いベスト』運動を取り戻そうと、フランスの女性たちはパリを行進した。抗議している女性たちの中には、黄色い風船を振ったりベビーカーを押している女性もいた。抗議活動は、他のフランスの市でも実行された。


The “yellow vest” protest movement

その『黄色いベスト』抗議運動は

, which has now seen protests on eight consecutive Saturdays,

今では、8週連続の土曜日に見られたのだが

was initially triggered by anger over an increase in fuel taxes.

は、もともと燃料税の増加に対する憤りによって起きた。

But it has since morphed into a campaign against the high cost of living

しかし、それは変化している。生活難に対する抗議

and the government of President Emmanuel Macron,

とエマニュエル・マクロン大統領政府への。

seen by many as arrogant and beholden to big business.

(マクロン大統領政府とは)多くの人にとっては、傲慢で大企業からの恩恵を受けていると見える。

 

, whichは「関係代名詞の非限定用法」と呼ばれます。前の名詞(ここではmovement)の事をさらに詳しく説明しています。

※ここでのseenは、前のthe government of President Emmanuel Macronにかかります。

~と見られるマクロン政権」と言う意味で、マクロン政権について後ろからより詳しく説明しています。

名詞+~ed=~された名詞」については、こちらに詳しく説明しています。

【英文訳】

その『黄色いベスト』抗議活動は、連続8週土曜日に続いているのだが、当初は燃料税増加への怒りが発端であった。しかし、『黄色いベスト』の抗議活動は、生活が苦しいことや、多くの人には横柄で大企業に恩義を受けていると見られているエマニュエル・マクロン大統領政府への怒りへの抗議へと変化してきている。


記事の背景


フランス・女性たちがデモ行進

6日(日曜)に、フランスの女性たちは、暴力的な活動家から『黄色いベスト』運動を取り戻そうとパリを行進した。抗議している女性たちの中には、黄色い風船を振ったりベビーカーを押している女性もいた。抗議活動は他のフランスの市でも実行された。

「メディアは暴力ばかりを取り上げる。私たちは、苦しく質素な生活(austerity)と戦っているという根本的な問題(root of the problem)を忘れかけている。」と、マルセイユ(Marseille)からデモに参加している42歳の女性、看護師カレンさんは言う。

女性たちは、バスティーユ(Bastille)にあるオペラハウスの階段に集まってフランスの国歌(France’s national anthem)である ラ マルセイエーズ』“Marseillaise”を歌ってから、デモ行進に出発した。

女性たちによるデモは、カーン (Caen)、北西フランス(northwestern France)、 モンソー=レ=ミーヌ(Montceau-les-Mines)、東中央フランス( central-eastern France)等でも行われた。

連続8週間続くデモ

『黄色いベスト』抗議活動は、連続 (consecutive )8週、土曜日行われている。当初は(initially)燃料税(fuel taxes)増加への怒りが発端であった。しかし、『黄色いベスト』の抗議活動は、生活が苦しいことや、横柄で大企業に恩義を受けていると見られているマクロン政権への怒りへと変化して(morph into)いる。

デモ隊の一部は暴動化し、5日(土)政府庁舎の扉をフォートリフト車(forklift truck)破壊した(smashed down)。グリボー政府報道官(Government spokesman Benjamin Griveaux)は、政府庁舎の裏口(backdoor)から非難する騒ぎとなる。

その後も、暴動化した集団により政府庁舎の車が傷つけられたり窓が割られるなどし、グリボー政府報道官は、「フランス共和国(Republic)に対する受け入れがたい(unacceptable)攻撃である。」と暴力的行為を非難した(denounced)

グリボー氏は、黄色いベスト運動について「政府を転覆するための扇動者(agitators)である。」と以前発言していた。

マクロン大統領・最大のピンチ

黄色いベスト運動は、20か月間のマクロン大統領の最も深刻な政治的危機となり、マクロン大統領の支持率を低下させ続けている。

マクロン大統領は、もともとどんな譲歩(concessions)も受け入れなかったが、暴動が続いた12月には、燃料税増加(fuel tax hike)の計画を反故にし(scrap)、 最低賃金で働く人たち(minimum wage earners)特別金(extra cash)年金受給者(pensioners)への減税(tax cuts )を約束した。

国民の怒りは年末年始の休暇中( the holiday period)弱まって(abate)いたかのように見えたが、2日水曜日に抗議活動のリーダーの1人Eric Drouet氏が逮捕され、支援者の憤り再燃し(rekindle)た。

デモを一般の国民はどう思っているのか

3日(木)に発表された世論調査(opinion poll)では、55%の人たちが、抗議デモを支持している。これは、11月に行われた世論調査の75%の支持よりも低くなっているが、それでもなお、このデモは、政治的影響力(political clout)を十分に持つことを意味する。

そう言えば

女性たちが、抗議のデモ行進のために集まった場所は、バスティーユ広場だそうです。そこは、もともとはバスティーユ牢獄があった場所で、フランス革命前には政治犯や精神病者を収容した牢獄として使われていました。その広場のそばにあるオペラ・バスティーユは、フランス革命200年を記念し、革命勃発の地であるバスティーユに建てられたとのことです。

ニューヨークタイムズによりますと、女性たちは、広場でまずひざまづき、一連のデモで亡くなった10名に黙とうを捧げたそうです。

また、彼女らがデモ行進の前に歌ったと言うフランスの国歌ラ マルセイエーズ』“Marseillaise”は、もとは、もとはフランス革命のとき歌われたの革命歌だそうです。

デモの強さや広がりを考えると日本では、考えられないような状況です。この違いは、日本とフランスの互いの長い歴史の違いからも来ているのでしょう。



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