ラシダ・トレイブ氏とイルハン・オマール氏

ニュース記事

アメリカ中間選挙|初イスラム教徒女性2名当選

Muslim American Women Make History in US Congressional Midterms

『イスラム教徒のアメリカ女性は下院中間選挙で歴史を作った。』

 

みなさんこんにちは。アメリカの中間選挙の結果が出ました。下院では民主党が、上院では共和党がトップを取ったという事です。

VOAニュースでは、アメリカの議員で初めてのイスラム教徒の女性が2名当選したことが報道されていました。今日はそれを取り上げます。(写真は当選議員のTwitterから。)

November 07, 2018 VOA NEWS より

今日のSentence

Riding solid gains for Democratic candidates in the U.S midterm elections, Rashida Tlaib and Ilhan Omar are now set to make history when they become the first Muslim American congresswomen . Expectations are high for both women as they seek to influence U.S. policy on issues ranging from immigration reform to foreign policy at a time when their faith is under increasing hostility.

Vocabulary

solid gains:確実な(票)獲得

Muslim【mˈʊsləm】(ズラム):イスラム教徒

be set to ~:~が決まっている・~を始める

legislative body:立法機関・下院

convenes:【kənˈviːn】(コンーン):招集する

seek to~:~しようと努力する・追及する

immigration reform:移民改革

foreign policy:外交政策; 外交; 対外政策

hostility:【hɒˈstɪlɪti】(スティリティー):敵意・敵対・交戦

Sentenceを分解して訳してみましょう

Riding solid gains for Democratic candidates in the U.S midterm elections,

Rashida Tlaib and Ilhan Omar are now set to make history

when they become the first Muslim American congresswomen.

 

Expectations are high for both women

as they seek to influence U.S. policy

on issues ranging from immigration reform to foreign policy

at a time when their faith is under increasing hostility.

 

アメリカ中間選挙での民主党候補者の確実な票獲得に乗る形で、ラシダ・トレイブ氏(Rashida Tlaib)とイルハン・オマール(Ilhan Omar)氏は、初めてのイスラム教徒の女性下院議員になり、歴史を作ろうとしている。2人の女性への期待は高い。なぜなら、2人は、イスラム教への反感が増えている中で、アメリカの移民改革から外交政策に影響を与えようと模索しているからである。

 

当選した女性2人はどんな人

Rashida Tlaib (ラシダ・トレイブ)さんとIlhan Omar (イルハン・オマール)さんは、アメリカで初めてのイスラム教徒の女性の下院議員となった。2人のプロファイルは以下である。

Rashida Tlaib (ラシダ・トレイブ)氏

ミシガン州の下院議員選挙区13区(Michigan’s 13th congressional district)で当選。民主党。

ラシダ・トレイブさんは現在42歳。両親はパレスチナ移民でデトロイト生まれ。2008年に、初めてのイスラム教徒の女性としてのミシガン州議員(Michigan Legislature)に選ばれた。

ラシダ・トレイブさんは「最低賃金(minimum wage)の15ドルの確保」「医療ケア(Medicare)や社会保障(Social Security)と言った福祉政策(welfare programmes)の削減の防止」「大企業に有利な税制度の廃止(stopping tax relief to large corporations)」を訴えていた。

2016年当時大統領候補であったトランプ氏の演説中に、群衆の中から反対の声をあげセキュリーティーの人によって、ラシダ・トレイブさんはその集会から追い出されたこともある。との逸話もVOA で紹介されています。

 

Ilhan Omar (イルハン・オマール)氏

ミネソタ州の5区(Minnesota’s fifth congressional district)で当選。ミネソタ州議員としての初めてのイスラム教徒だったKeith Ellison氏の後任候補。

イルハン・オマールさんは、ソマリア出身。14歳の時にソマリアでの内戦から逃れアメリカへ。ラシダ・トレイブさんと同様の政策を訴えるとともに、国民皆保険(universal healthcare)と大学の授業料の無償化(tuition-free colleges)を訴えていた。

当選した後、支援者たちの集会でイルハン・オマーン(Ilhan Omar)さんは、「初めての色の議員、初めてのヒジャーブを身に付けている女性議員、初めての難民議員、そして、初めてのイスラム教徒の女性議員と、私にはたくさんの初めてが付いています。」と演説した。

Islamophobia

アメリカでイスラム系の人たちに対するネガティヴな感情が広まっている中でのラシダ・トレイブさんとイルハン・オマールさんの当選であった。

New America Foundation と the American Muslim Institutionの調査によれば、5人に2人のアメリカ人がイスラム教徒はアメリカの価値観と相いれないと感じており、同様の割合の人々が、イスラム教徒は他の国民に比べ愛国的( patriotic)では無い感じているとのこと。

アメリカイスラム市民権グループ(US Muslim civil rights groups)によるとたくさんの反イスラム演説手法(anti-Muslim rhetoric)がメディアや政治家たちからおきていた。特に共和党支持者はイスラムとイスラム教(Islam and Muslims)についてのネガティブな考えを持っていた。

2017~2018年の選挙候補者には、反イスラム演説も目立った。(以上はaljazeeraより引用)

彼女らに投票した人の声

この様な反イスラムの状況下にもかかわらずラシダ・トレイブさんとイルハン・オマールさんに投票した人たちの、「彼女は、個人個人の広いつながりを訴えた。それは、イスラム教徒だけでなくすべての人たちに大切なことだ。」「大勢の前で、反対の異を唱えるような強さは僕にはないが、その様な強さが必要。」などの声がVOAニュースで紹介されていました。

そう言えば

今回の中間選挙の特徴の一つに、今までにないタイプの議員が誕生したという事が一つあるようです。また、女性の議員の数が過去最多になったとのことです。若者の投票率が増えたとも報道されています。当選者に多様性が見られ、意外な人が当選するなどのことがあれば選挙への関心も高まり、政治が身近になるような気がします。



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