レーザー技術

Science & Health

ノーベル物理学賞・55年ぶりに女性の受賞・レーザーの研究で

Physics Nobel for Laser Pioneers Includes First Woman in 55 Years

『レーザー研究でのノーベル物理学賞・55年で初めての女性受賞』

みなさんこんにちは。先日のノーベル医学・生理学賞に続いて、ノーベル物理学賞が発表されました。

女性が受賞するのは、55年ぶりだそうです。

詳しく記事を見てみましょう。

October 02, 2018 VOA NEWS より

今日のSentence

A trio of American, French and Canadian scientists won the 2018 Nobel Prize for Physics on Tuesday for breakthroughs in laser technology that have turned light beams into precision tools for everything from eye surgery to micro-machining.

They include the first female physics prize winner in 55 years.

Canada’s Donna Strickland, of the University of Waterloo, becomes only the third woman to win a Nobel for physics, after Marie Curie in 1903 and Maria Goeppert-Mayer in 1963.

Vocabulary

breakthrough:【bréikθrùː】イクスルー)突破・・飛躍的進歩・急進展・大発見・発明

beam:光線

precision:【prisíʒən】(プリジョン)(名詞)正確さ・精密さ (形容詞)精密な

micro-machining:(マイクロマシニング)微細加工

machining:切削加工=素材をどんどん削っていって、最終的にその形やサイズに仕上げる事

University of Waterloo:ウォータールー大学・カナダの州立大学(オンタリオ州ウォータールー市)1957年に設置。カナダを代表する理工系中心の大学。

Marie Curieマリア・キュリー(1867年~1934年)は、ポーランド出身の物理学者・化学者。ノーベル賞は、物理学賞(ベクレルによって発見された放射現象に関する共同研究・1903年)と化学賞(ラジウムおよびポロニウムの発見とラジウムの性質およびその化合物の研究 ・1911年)で2度受賞している。「放射線」の言葉の生みの親。

Maria Goeppert-Mayerマリア・ゲッパート=・メイヤー(1906年~1972年)は、ドイツ出身「魔法数」に関する研究など原子核モデルの研究をおこなった。

Sntenceを分解して訳してみましょう

A trio of American, French and Canadian scientists

アメリカとフランスとカナダの科学者の3人は

won the 2018 Nobel Prize for Physics

2018年のノーベル物理学賞をとった

on Tuesday

      火曜日に

for breakthroughs in laser technology

レーザー技術の大発見で

that have turned light beams into precision tools

  (そのレーザー技術とは)光の光線を精密な機械に変える

for everything from eye surgery to micro-machining.

  (その機械とは)目の手術からマイクロ切削までのすべての物への

【訳】 曜日に、アメリカとフランスとカナダの科学者の3人は、光線を目の手術からマイクロ切削までのすべての用途に使う道具に利用できるレーザー技術の大発見で、2018年のノーベル物理学賞を受賞した。

 

 thatは関係代名詞で、先行詞 technology をピンクの部分で説明しています。

前から順に訳していくと、

(that)その技術と言うのは、光線を精密機械にかえるもので、  (for)精密機械というのは、目の手術がらマイクロ切削までのすべての物のための」の様な感じになります。

※ちなみに、ここで出てくるforは、toolsにかかっていて、toolsについてより詳しく説明しています。

※ S+V+O (3人は+取った+ノーベル賞を)に、いつ取ったか、何で取ったかなどが付け加えられています。

 

 ここでは、名詞+前置詞 」や 「名詞+関係代名詞」 の用法が使われています。

詳しくは、下をクリックで 

名詞+前置詞の詳しい説明を見る 関係代名詞の詳しい説明を見る

 


 

They include the first female physics prize winner in 55 years.

Canada’s Donna Strickland, of the University of Waterloo,

becomes only the third woman to win a Nobel for physics,

after Marie Curie in 1903 and Maria Goeppert-Mayer in 1963.

その3人には、過去55年間でノーベル物理学賞を受賞した初めての女性が含まれる。カナダのウォータールー大学のドナ・ストリックランド氏は、ノーベル物理学賞を受賞した3番目の女性である。女性のノーベル物理学受賞は、1903年のマリア・キュリー、1963年のマリア・ゲッパート・メイヤー以来である。

記事によりますと

2018年のノーベル物理学賞受賞者は、3名。それぞれ、レーザーの研究での受賞で、現在レーザーが医療から産業まで様々なものに利用され、私たちの生活に役に立っていることが評価された。

受賞したのは、アメリカのアーサー・アシュキン氏(96)と、ジェラール・ムルー氏(74)、カナダのドナ・ストリックランド氏(59)である。

今回のノーベル物理学賞を受賞した3名のうち一人の、カナダのウォータールー大学のドナ・ストリックランド氏は、数少ない女性での受賞であった。ノーベル賞は、長い間男性に独占されて(dominated)いて、とくにノーベル物理学賞を受賞した女性は、1903年のマリア・キュリー、1963年のマリア・ゲッパート・メイヤー以来である。

Marie_Curie_1903

女性で始めてノーベル物理学賞を受賞したマリー・キューリー ・放射線についての研究

 

また、過去3年間は、すべてのノーベル賞において女性の受賞は無かった。

 

スウェーデン王立科学アカデミー(The Royal Swedish Academy of Sciences )は、ノーベル賞受賞者の男女の数の不均等(imbalance)正す(address)ために、より積極的な女性研究者への推薦(more actively encourage nominations of women researchers)を模索していると昨年言った。

今回ノーベル物理学賞を受賞したカナダの女性研究者ストリックランド氏(Strickland )は、カナダ国内の記者会見で、女性でノーベル物理学賞を受賞したマリア・ゲッパート・メイヤーに思いをはせ、「マリア・ゲッパート・メイヤーは、夫がどんどん昇進していく間に、夫の赴任先のアメリカへ移り住んだり、教員や無償の研究の職などをしながら研究を続けたのです。」と女性が研究を極めていく事の難しさを語り、「女性は、長い道のりを歩いているんです。」と語った。

ノーベル賞受賞式でのマリア・ゲッパート・メイヤー

ノーベル賞受賞式でのマリア・ゲッパート・メイヤー

 

ドナ・ストリックランド氏の今回のノーベル物理学賞受賞は、女性が受賞した事でも注目を浴びている。

女性の科学分野での進出については、先週のイタリアの科学者アレッサンドロ・ストルミア氏(Alessandro Strumia)の発言が、物議をかもしている。彼は、今不適切な発言のために、欧州合同原子核研究機構(Europe’s physics research center CERN)から活動停止の処分を受けているのだが、彼の発言はこうである。

アレッサンドロ・ストルミア氏は、9月28日にジュネーブにあるCERNの講演で、「物理学は男性によって発明され(invented)作られて(built)きた。物理学分野での男女比の違いは(gender imbalance) 女性差別(discrimination)ではない。先天的なもの(innate aptitudes)からきている。今、女性は、研究職に就くときに特別待遇(be favored in)をうけている。」などと発言し、非難を受けている。

このCERNのイベントに参加し、アレッサンドロ・ストルミア氏の演説を聞いたロンドン王立大学のJessica Wadeさんは、「ストルミア氏のコメントは残念に思う。アメリカでは、性的な不祥事が問題になっているし、ヨーロッパでは、有名な一流(prestigious )機関で、このような発言をするなんて。非常に残念。」と嘆いていた。

そう言えば

記事に出てきたマリー・キューリーは、伝記物にもなっていて、子供の頃から馴染のある人物ですよね。しかし伝記のタイトルには、なぜか『キューリー夫人』となっていることが多いですよね。ノーベル賞を違う分野で2度も取った立派な人でも、自分の名前ではなくて、「~の奥さん」となっていることに、女性の地位が低く自分というものが無かったという事を思い知らされます。

ちなみに、Alessandro Strumiaの発言問題の詳細は、こちらのThe Guardian の記事に詳しく載っています。

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