ワーケーション

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ワーケーションとは?休暇中も働くの?アメリカのワーケーション【英語】

ワーケーションとは、work+vacation=’workation’=ワークとバケーションが一緒になった言葉で、『バケーション先で、仕事をする』新しい仕事の形です。

ワーケーションは日本でも導入が少しずつ進んでいるようです。

では、ワーケーションは海外ではどこまで導入されているのでしょうか?ワケーションは人気なのでしょうか?アメリカのワーケーションをかなり辛口で紹介していたメディアを見つけました。

MICの記事 Jan.19.2017です。さっそく見てみましょう。

What is a ‘workation’? This hot new travel trend might be the saddest of times

『ワーケーションって何?この流行りの新しい旅行のかたちは、今の時代の最も悲しいものかもしれない』

ワーケーション”workation”ってどうなの?

今日の英語ニュース

There’s really nothing like kicking back on the beach, Mai Tai in hand, and knocking out a few expense reports, is there?
As the name implies, a workation is the troubling — but apparently increasingly common — practice of spending hundreds or even thousands of dollars to go to a resort… and work all day.
There’s obviously nothing wrong with working remotely in nicer digs, especially if you can afford it. But the fact that workers are so strapped for vacation time that the “workation” might be an appealing compromise? That’s a sad and frankly disturbing sign of our times.

■英語ニュースの訳

マイタイを片手に、2,3枚の経費明細を作成しながら、ビーチで本当にのんびりできますか?

その名前が、示すようにworkation(ワーケーション)は、リゾートに行くのに数百、いや数千ドルほども使い、一日中働くという厄介なものです。しかし、明らかにワーケーションはどんどん一般的になってきています。

素敵な宿泊地からリモートで仕事をするのもそんなに悪くない。特に、あなたが金銭的に余裕があるなら。しかし実際は、労働者は休暇が取れないから、ワーケーションは魅力的な妥協案というのが本当の所じゃないですか?それって、この時代の悲しい、明らかに嫌な兆候です。

 

Vocabulary

kick back:のんびりしている

Mai Tai:ラムをベースにしたカクテル

マイ・タイ

マイ・タイ

knock out:急いでいい加減に何かを作成する・負かして脱落させる・敗退させる、

expense reports:経費報告書

practice:実践・実行・実務

digs:ここでは、宿泊所

strape for~:人が~に困っている、困窮している、(お金)が必要である

例)I’m really strapped for cash. Can you lend me some?
(本当にお金がなくて困ってるんだ。いくらか貸してくれないかい?)

 

appealing:魅力的な・人を惹きつけるような

compromise:【kάmprəmὰɪz】(ンプロマイズ):妥協・折衷(せつちゆう)案

frankly:あからさまに・率直に

disturbing:【dɪstɝ́bɪŋ】(ディスービング):不安にするような・動揺させる・嫌な

※MICは、ニューヨークに本社があるアメリカのデジタルニュースの会社で、MICによると彼らのモットーは”Explore” “Explain” “Expose” だそうです。世界で何が起こっているか「探求・Explore」して「説明・Explain」し「みなに知ってもらう・Expose」ってことでしょう。「大事な問題を取り上げ、型にはまった視点に一石を投じ、表に出ていない声に光を当てる。」とMICのサイトでは記されていました。

 

ワーケーションはいいものなのか?それとも搾取か?

MICの記事では、ワーケーションをかなり批判的にとらえています。

ワーケーションについて、アメリカのMICは、『高い旅費を払って、リゾート地に行っても、仕事をすればゆっくりと休養できない。有給休暇がないアメリカ企業が、休暇中も従業員を働かせようとしている。アメリカはますます働き過ぎになって、不幸になってきている。』と言っています。

ワーケーションに反対の理由①

リゾート地のワークスペースや宿泊費が高すぎる

リゾート地(この記事では海外のビーチを想定していますが)で仕事をするためのワークスペースや宿泊施設は割高です。ワーケーションとして利用できる施設には、テレワークするための情報通信機器が必要です。ワーケーションに必要な設備を完備している宿泊施設やワークスペースは、特にリゾート地では高くつくということです。($1,295)しかも、他人と部屋をシェアしなければいけないこともあるとか。(この場合は$790)

ワーケーションに反対の理由②

ワーケーションがどさくさに紛れて有給休暇として利用される

アメリカは先進国の中では珍しく、有給休暇制度が必須ではないそうです。有給休暇の妥協案としてワーケーションが利用されているとこの記事では批判しています。

ワーケーションに反対の理由③

アメリカでは休暇が取りにくい雰囲気がある

また、記事ではアメリカの労働問題なども指摘しています。

例えば、調査では、ほとんどの上司が「自分の部下が休暇をとることに前向きである」と答えているに対して、ほとんどの従業員たちは、「バケーションの許可を取る時に、上司がネガティブな態度だった」と答えたそうです。

ワケーションなんかくそくらえ!

記事では、「アメリカではますます働き過ぎになっているし、不幸になってきている。働き過ぎの従業員は生産性を低下させて、健康問題を引き起こす。」と、不満が書かれていました。日本と似ていますねぇ~。。。。

そして、最後は、

So if you have vacation days? Use them — and leave your laptop at home.

もしも、あなたに、バケーションがあるなら、使いましょう。そして、ラップトップはうちに置いておきましょう。

としています。

 

今回のアメリカにおけるワーケーションの批判の記事は、Bloomberg Businessweek”という英文ビジネス情報誌の記事の本論として書かれたものです。Bloomberg Businessweekでは、”You Deserve a Workation” (ワーケーションはあなたにふさわしい)と言うタイトルでワーケーションを肯定的にとらえています。Bloomberg Businessweek は、世界70数ヵ国に拠点を持つ、発行部数60万部の経済情報誌です。

Bloomberg Businessweek

Bloomberg Businessweek

Businessweek Global Edition [US] A27 – Sp2 2018 (単号)

そう言えば

新しい働き方の形態ワーケーション。記事からは、ワーケーションはアメリカでも、まだ始まったばかりだということがわかります。すべての人が利用するような一般的なものではないようです。

仕事がどんどん忙しくなる、ワークアンドバランスをとることが難しいという事は、日本もアメリカも似たような傾向があるのかもしれません。

ワーケーションが働く側にとって、有益なものになるためには、リゾート地で働く時間、その間の給与、経費はいくら出るのか、場所や時期の自由度、手続きの簡単さなどいろいろな条件を考える必要があるようです。

導入する企業も、いろんな工夫をすれば、ワーケーションは従業員のワークアンドバランスを助ける新しい働き方のひとつになるのかもしれませんね。

ワーケーション・日本の現状・JALと和歌山県のとりくみ

英語ニュースを分解するとわかりやすいですよ(おまけ)

There’s really nothing like kicking back on the beach,

Mai Tai in hand, and knocking out a few expense reports, is there?

マイタイを片手に、2,3枚の経費明細を作成しながら、ビーチで本当にのんびりできるってありますか?

 

As the name implies, a workation is the troubling 

 — but apparently increasingly common — 

practice of spending hundreds or even thousands of dollars to go to a resort

… and work all day.

その名前が、示しているようにworkation(ワーケーション)は、リゾートに行くのに数百いや数千ドルほども使い、そして一日中働くという厄介な仕事なのです。しかし、確かにワーケーションはどんどん一般的になってきています。

※,(カンマ)や―(ハイフン)で囲まれる部分の訳し方については、こちらも参照にしてください。

 

There’s obviously nothing wrong with working remotely in nicer digs, especially if you can afford it.

But the fact that workers are so strapped for vacation time

that the “workation” might be an appealing compromise?

That’s a sad and frankly disturbing sign of our times.

よい宿泊地で離れた所から仕事をするのもそんなに悪くない。特に、あなたが金銭的に余裕があるなら。しかしみんなは、休暇が無くて困っているから、ワーケーションは魅力的な妥協案というのが本当の所じゃないですか?それって、我々の時代の 悲しくそして明らかに心配な兆候です。

 

今日もお読みくださりありがとうございました。
一緒に英語の勉強を頑張りましょう✍💯



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