簡単で、よく見かける単語なのに、意外な意味をもっている単語。ニュース記事で見つかったらその都度、ここに挙げてまとめていきたいと思います。
justice (ジャスティス)
「正義」がすぐ思いつきますが、その他にも、「報い」・「当然の報酬」・「処罰」などの意味があります。
オックスフォード英英辞典では、次のように書かれていました。
1 「人への公平な扱い」
例)They are demanding equal rights and justice. (彼らは、平等の権利と公平な扱いを要求した。)
2 「公平で分別のある素質」=これは、要するに日本語では「正義」・「正しさ」・「妥当性」ということでしょう。
3 「犯罪者を裁くときに使われる法的なシステム」=これは、要するに日本語では「処罰」「刑罰」
4 「裁判所での判断」=要するに日本語では「判決」
5 「裁判官の名前の前につける」
例)Mr Justice Davies (デイビス裁判官)
覚え方
人に大切な事は、「公平」であること。
例え、相手がジャイアンでも、『ダメなものはダメ!』と毅然(きぜん)とした態度で臨まなければなりません。
その様な強い心を「正義」と言います。正義とは「正しいこと」をすることです。
「正しいこと」を破って法律を侵すと「処罰」され「刑罰」を受けます。その「刑罰」は、裁判所の「判決」で決められます。
と、Mr Justice Daviesことデイビス「裁判官」が言っていました。
英語のニュース記事のここで出てきました justice
・・those who stabbed the doll representing their boss felt a greater sense of fairness and justice.
(上司に見立てたブードゥー人形に針を刺した人たちは、大いに公平さと妥当性を感じた。)
イグノーベル賞のニュース記事で出てきました。イグノーベル賞を取ったその研究では、自分をいじめた上司に見立てたブードゥー人形に針を刺して拷問した人たちは、そうでない人に比べて、精神的に元気になったということがわかりました。
本当は、きつく当たった憎い上司に仕返しがしたいができないので、人形に針を刺すことでやつあたりします。でも、これで少しは気がおさまり、「おあいこである」、「平等」「妥当」「公正」を感じたという事なのでしょう。