リオデジャネイロの景色

Latin america

ブラジル国立博物館火事【英語で読む】

ブラジル、リオデジャネイロの国立博物館で火事があり、世界的に貴重な収集物の多くが焼失しました。国の大切な宝物である博物館の焼失にブラジルの人々は大変悲しんでいます。景気停滞、暴力的犯罪の蔓延などを抱えるブラジルの行き末を見ているようだと記事に書かれています。

Brazil museum fire: ‘incalculable’ loss as 200-year-old Rio institution gutted

『ブラジルの火事:200年の歴史のリオの施設の全壊で計り知れない』

 

3 Septmber 2018  The Guardian より



英語ニュース

Brazil’s oldest and most important historical and scientific museum has been consumed by fire, and much of its archive of 20 million items is believed to have been destroyed.

The fire at Rio de Janeiro’s 200-year-old National Museum began after it closed to the public on Sunday and raged into the night. There were no reports of injuries, but the loss to Brazilian science, history and culture was incalculable, two of its vice-directors said.

“It was the biggest natural history museum in Latin America. We have invaluable collections. Collections that are over 100 years old,” Cristiana Serejo, one of the museum’s vice-directors, told the G1 news site.

Vocabulary

rage:【ɹeɪdʒ】(イジ):荒れ狂う・猛威を振るう・激怒する



英文訳

ブラジルの最も古く最も重要である歴史的、科学的博物館は、火事によって焼失し、2000万点の収蔵品の多くが破壊されたとみられる。リオデジャネイロの設立200年の国立博物館は、2018年9月2日閉館後の夜間に燃え拡がった。けが人の報告はないが、ブラジルの科学、歴史、文化の喪失は計り知れないものであると、副館長は言った。「それは、ラテンアメリカの中で最も大きな博物館でした。大変貴重なコレクションがありました。100年以上も前のコレクションです。」と博物館の副館長Cristiana Serejo氏は、G1ニュースサイトで言った。

リオデジャネイロの国立博物館が火事

リオデジャネイロの国立博物館のほとんどが焼失

ブラジル・リオデジャネイロの国立博物館が、2018年9月2日に火事になり2千万もの貴重な収蔵品(archive)のほとんどが燃えた。火事の原因はまだわかっていない。また、消火活動時に十分な水が得られなかったことが明らかになっている。

リオデジャネイロの国立博物館には何が収蔵されていたか

Globo TVによると、ブラジル国立博物館には、ポルトガルの王子Dom Pedro Iによって持ち込まれた収蔵品を含み、エジプト(Egyptian)グレコローマン工芸品(Greco-Roman artefacts)、“Luzia”と言う12,000年前の骸骨(skeleton)、最古のアメリカ人、化石(fossils)恐竜(dinosaurs)、1784年に見つかった隕石(meteorite)などの貴重なものが収集されていた。その多くが消失したと見られている。

ブラジルの宝を失った悲しみ

前環境大臣(a former environment minister)で次期大統領の候補者であるMarina Silva氏は、「この火事は、ブラジルの記憶のロボトミー(lobotomy)の様だ」と嘆いている。

 

MarinaSilva2010

Marina Silva氏

ブラジル大統領のMichel Temer氏は「ブラジルの美術学(museology)の悲劇の日だ。200年の研究や知識が失われた。」とツイートしている。

Presidente Michel Temer (foto oficial) - cortada (cropped 2)

ブラジル大統領のMichel Temer氏・By Beto Barata

副館長の一人であるDuarte氏は、「耐えられない大惨事だ(an unbearable catastrophe)。ブラジル国立博物館は200年のブラジルの遺産(heritage)であり、記憶(memory)であり、科学(science)であり、文化(culture)であり、教育(education)であった。」とTVで嘆く。



ブラジル国立博物館の不十分な防火計画

ブラジル国立博物館は、最近、荒廃していた。(had fallen into disrepair)Duarte氏は政府がブラジル国立博物館の維持に十分投資をしていなかったことを批判する。また、国立博物館は防火計画(a fire prevention project)を含むブラジル政府の銀行BNDESからの投資を辞めたばかりだと言う。「これは、最も皮肉なことだ。」と副館長のDuarte氏は嘆く。

地元の(indigenous)人々は火災現場に集まり、自分たちの宝が燃えてしまったことを嘆き、博物館は、火災に備えての防火栓(hydrants)を維持するためのお金がなかったからだと非難する。

防火栓

hydrant

 

消火栓がなく火を消せなかった

リオの消防署によると、博物館の2つの消火栓(hydrant)には水は無く、ポンプ車(water trucks)が近くの湖から水を引いて消火にあたったが、古い建物のために、木材や収蔵物など燃えやすい物がたくさんあり、火事を消火するのが困難であったとのこと。

暴力犯罪・景気停滞に苦しむブラジル

ブラジルの人々は、この火事を自分らの国の悲劇に例えている。ブラジルは、暴力犯罪が蔓延し、景気停滞のために1千200万人の失業者を出している。

「日曜に起こった国立博物館の火事は、我々の過去と未来への犯罪だ。これは国の自殺(suicide)だ。」とブラジルで有名なコラムニストBernard Mello Franco氏は新聞にそう投稿した。



Summary (日本語→English に挑戦!)

・ブラジルの最も古く重要な博物館は9月2日に火事で破壊された。

  • Brazil’s oldest and most important museum has been destroyed by fire at 3th September.

 

20万もの資料の多くは、破壊されたようだ。

  • The much of its archives of 20 million of items have been believed to be destroyed.

 

その火事を、国の深い悲しみになぞらえて見るブラジルの人もいた。

  • Some Brazilians saw the fire as a metaphor for their country’s traumas.

 

ブラジルは、暴力犯罪と1千200万人もの失業者を出している不景気と戦っているのだ。

  • Brazil  battles  violent crime and the effects of a recession that has left more than 12 million people unemployed.





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