インドのスラム街の子供

Asia

インド・ドローンと人工衛星でスラムの国勢調査

インドではスラム街などで住民登録がなされておらず、家がどのくらいあって、人がどのくらい住んでいるのかを把握できていないそうです。国勢調査のために、人工衛星とドローンを使うというニュースです。

With Drones and Satellites, India Gets to Know its Slums

『ドローンと人工衛星で、インドはスラムを知ろうとしている』

 

では、詳しく記事を見ていきましょう。

July 30 2018  VOA NEWSより

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今日のSentence

Satellites and drones are driving efforts by Indian states to map informal settlements in order to speed up the process of delivering services and land titles, officials said.

The eastern state of Odisha aims to give titles to 200,000 households in urban slums and those on the outskirts of cities by the end of the year.

Officials used drones to map the settlements.

Vocabulary

land title:土地所有権

Odisha:オリッサ州:人口=約4372万人(2014年)

かつては、貧困地域として見向きもされない状況だったが、鉄鉱石、クロム、石炭などの鉱物資源が発掘後、大手製鉄企業が進出。企業や行政府は経済活動をのため先住民の強硬な立ち退きなどの措置行うケースも。

インドオリッサ州

インド オリッサ州

outskirts:【άʊtsk`ɚːts】(ウトスカート):郊外・~の外れ

aims:(イム):(動詞):ねらいをつける、向ける/(名詞)目的・ねらい

settlement:【séṭlmənt】(トルメント):定住、定職につくこと、植民、移民、開拓、植民地、

【英文訳】

Satellites and drones are driving efforts by Indian states to map informal settlements in order to speed up the process of delivering services and land titles, officials said.  サービスと土地所有権の提供を迅速に行う目的で、未登録の住居地の地図を作成するにあたり、人工衛星とドローンがインドの州によって、駆使されている。

The eastern state of Odisha aims to give titles to 200,000 households in urban slums and those on the outskirts of cities by the end of the year.  東の州オリッサは、都市部とその周辺のスラム街、200,000戸 の家屋所有者に、今年の終わりまでには、登録を与えるねらいだ。

Officials used drones to map the settlements.  政府は、居住地を地図にするためにドローンを使った。

記事によりますと

インドのスラムでは国勢調査ができていない

インドの都市部のスラム街では、人口が急速に増え、どこにどんな家があり、誰が住んでいるのかの把握がなされていない。そのために、適切なサービスが行き届かずに、貧困をますます厳しいものにしている実態がある。

本来のインドのスラム街の住民票は、イギリス植民地までさかのぼらなければならず、昔ながらの一軒一軒訪ね歩いて、その家を特定する作業は、時間とお金がかかるのだ。

「急激に都市化する( urbanize) 場所では、人口が増え、都市資源や公益事業が不足してくるので、その増加パターンや実態を知ることは大切だ。」とノースカロライナ州大学(University of North Carolina)のNikhil Kazaさんは言う。



インドのスラムには、登録されていない人が住んでいる可能性がある

インドの国勢調査(census data)によるとでは、約6千500万人がスラム街に住んでいるとなっているが、実際はもっと多くの人口が推定されている。

国連のデータによると、3分の1の世界の都市部の人口が、また家屋で言えば30~60%は、住民票に登録されていないと言う。

インドのスラムのデーター不足がサービス不足となり貧困を加速

住民のデーター不足は、効果的な行政サービスの妨げになる。スラムの様子は一律(homogeneous)ではなく様々で、あるスラム街では、水や衛生施設(sanitation facilities)が課題であるのに対し、技術導入や起業への介入(entrepreneurship interventions)が必要となるスラム街もあり、適切なサービスは場所によって異なるからだ。

行政が地域の人口を把握できないと、必要な行政サービスが提供できない。また、そのことが貧困を加速させる。

無登録の住居の実態(nature)多様性(diversity)の情報不足は、その地域の発展の妨げ(limitation)になっている。

ドローンと人工衛星でスラムの住民票を作成

インドのナリオビ州( Nairobi )からムンバイ( Mumbai)の行政は人工衛星とドローンを使い家屋を特定しスラムの人口や実態を調査することにした。

サービスと土地所有権の提供を迅速に行う目的で、未登録の住居地の地図を作成するにあたり、人工衛星とドローンが駆使されている。

東の州オリッサは、ドローンを使って都市部とその周辺のスラム街200,000戸 の家屋所有者に、今年の終わりまでには登録を与えるねらいだ。



そう言えば

「3分の1の都市部の人口は、把握できていない」という国連の報告には驚きました。世界中のかなりの人数の人が、「無視されている」というか、「放っておかれている」という事なのですね。

最先端の技術や富を謳歌するすぐそばで、このような実態があることを、記事を読んで知ることができたのはよかったです。科学技術の進歩や社会の進歩が、この様な格差を少なくする方向に利用されることを願います。



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