ピンクリボン・乳がん

Science & Health

乳がん患者は化学療法を受けなくてもいい?

Study: Many Breast Cancer Patients Can Skip Chemo

こんにちは。みなさんいかがお過ごしですか。

今日は、乳がんのお話です。乳がんの中には女性ホルモンの影響を受けて、がんが活発になるタイプの細胞もあるようで、乳がんになった人には化学療法や手術とともに女性ホルモンを抑制する治療も行われています。

New England Journal of Medicineに掲載された研究によると、乳がんの治療でホルモン療法だけの場合と、化学療法とホルモン療法の両方を受けた場合との治療結果がほとんど一緒だったそうです。この研究で、多くの乳がん患者が不必要な化学療法を受けずに済むかもしれません。

記事を詳しく見てみましょう。

(写真)ピンクリボン(Pink ribbon)は、乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進することなどを目的として行われる世界規模の啓発キャンペーンのシンボル。

🌺乳がんに化学療法は必要なのか?🌺

今日のSentence✍

Most women diagnosed with early stages of common forms of breast cancer may be able to avoid having to undergo chemotherapy, according to a new study.

The study, led by Dr. Joseph Sparano and published Sunday in the New England Journal of Medicine, found that women who had small tumors that had not spread to the lymph nodes did almost as well with medications as those who received chemotherapy.

diagnose with~:【dάɪəgnòʊs】(イグノウス):~と診断する

breast cancer:【brést】【kˈænsɚ】(ブスト ャンサー)乳がん

chemotherapy【kìːmoʊ θérəpi】(キモラピー):化学療法

tumor【t(j)úːmɚ】(ューマ):腫瘍

lymph node 【límf nóʊd】(ンフ ード):リンパ節

medications【mèdəkéɪʃən】(メデイション):薬物療法

 

新たな研究によると、普通の形の初期乳がんと診断された多くの女性は、化学療法を受けなければならない事から逃れられるかもしれない。

Joseph Sparano博士によって進められ、日曜日にNew England Journal of Medicineに発表された研究は、リンパ節に転移していない小さな腫瘍の患者で、薬物療法を受けた女性は、化学療法を受けた患者と同様に良い結果をもたらしていることを発見した。

🌎これまでで最も大規模な乳がんの研究🌎

記事によりますと、Joseph Sparano博士は、10,273人の乳がん患者を平均9年間追跡したそうです。これは、今までに行われてきた研究で最も大規模な研究です。その結果、ホルモン療法のみを受けた乳がん患者の83.3% はがんが再発しなかったとのこと。また、ホルモン療法と化学療法の両方の治療を受けた乳がん患者では84.3%が再発しなかったとのことです。両グループの全生存率 (overall survival rate)は、それぞれ 93.9%93.8 %だったそうです。この両グループの差はほんのわずかであり、化学療法が果たして初期の乳がん患者に必ずしも必要でないということになります。

overall survival rate:治療後に患者が亡くなった原因ががんによるものかどうかに関係なく、治療を受けた患者が生存している率。普通は、1年・5年・10年などの期間で見る。

がん細胞の遺伝子検査で乳がんのタイプがわかる

化学療法を受けなくてもいいなら、副作用が強い化学療法はなるべく受けたくありませんが、乳がんには、いろいろなタイプがあるようで、ホルモン療法に有効な乳がんタイプとそうでないタイプがあるようです。

今回の研究論文では、乳がんの腫瘍の遺伝子検査(genetic test of the tumors)によって、「エストロゲンをブロックする」または、「体がエストロゲンを作らないようにする」治療=ホルモン療法が有効かどうかわかると述べられています。

また、乳がんと診断された女性の半数以上が、「ホルモンポジティブ」(hormone-positive)つまり女性ホルモンでがんが成長するタイプのがんで、ホルモン療法だけで効果を示すタイプのがんであるとされています。

 

🎀そう言えば🎀

がんの治療は日進月歩のようです。日本でもホルモン治療は行われているようで、また、がん細胞の遺伝子検査もされているようです。

今日もお読みくださりありがとうございました。

一緒に英語の勉強を頑張りましょう✍💯

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