Europe

昨日死んだはずの記者が会見。ウクライナ国ぐるみの嘘とは?

今日は、昨日殺されたはずのロシアのジャーナリストが、ひょっこり記者会見に出てきて実は生きていた、ウクライナの保安局と一緒に大芝居を打ったのだというニュースです。BBCニュースから取り上げています。

彼が生きていたという喜びと、世界を組織ぐるみでだまして報道したというショックと驚きが世界を駆け巡りました。では、詳しく記事を見ていきましょう。

2018.5.31 BBC news

今日の英語ニュース

The authorities in Ukraine have been sharply criticised for faking the murder of a Russian dissident journalist in Kiev.

An official from the Organization for Security and Co-operation in Europe (OSCE) said Ukraine was spreading “false information”.

Reporters Without Borders said it was “part of an information war”.

Ukraine said it had acted to foil a Russian plot to kill Arkady Babchenko. Moscow said it was a provocation.

英語ニュースのVocabulary

dissident:【dísədnt】ィシデント)反体制者

Kiev:キエフ=ウクライナの首都

Organization for Security and Co-operation in Europe (OSCE)=欧州安全保障協力機構:ヨーロッパの国境不可侵と安全保障・経済協力などを約束し、紛争防止とその解決を目標とするへ安全保障組織。2014年現在、57か国が加盟し、地域的安全保障組織としては世界最大。

Ukraineː【juːkréɪniən】(ュークイン)ウクライナ

foil:【fˈɔɪl】:(ホイル)妨げて失敗させる 止める

provocation:【prὰvəkéɪʃən】(authoritiesプロバイション)挑発

Moscow:【mάskoʊ】(スクオ)モスクワ・ロシアの首都

英語ニュースを分解して訳してみましょう

The  in Ukraine have been sharply criticised

ウクライナ当局は、強く非難されている。

for faking the murder of a Russian dissident journalist in Kiev.

殺人を作り上げたことを ロシア反体制派のジャーナリストの キエフで

An official from the Organization for Security and Co-operation in Europe (OSCE) said

欧州安全保障協力機構の役員は言った

Ukraine was spreading “false information”.

ウクライナはウソの情報を広めたと

Reporters Without Borders said it was “part of an information war”.

国境の無い報道者のレポーターは、これは「情報戦争だ」と言った。

Ukraine said

ウクライナは言った

it had acted to foil a Russian plot to kill Arkady Babchenko.

ウクライナは阻止するために行動した Arkady Babchenkoさんを殺すと言うロシアの陰謀を

Moscow said it was a provocation.

モスクワは言った。これは挑発だと

The authorities in Ukraine have been sharply criticised for faking the murder of a Russian dissident journalist in Kiev.

An official from the Organization for Security and Co-operation in Europe (OSCE) said Ukraine was spreading “false information”.

Reporters Without Borders said it was “part of an information war”.

Ukraine said it had acted to foil a Russian plot to kill Arkady Babchenko. Moscow said it was a provocation.

 

ウクライナ当局は、キエフでロシア反体制派のジャーナリスト殺人を作り上げたことを強く非難されている。欧州安全保障協力機構の役員は、ウクライナはウソの情報を広めたと言った。ウクライナは、Arkady Babchenkoさんを殺そうとしたロシアの陰謀を阻止するためだったと言う。モスクワはこれは挑発だと言っている。

 

英語ニュースの記事によりますと

バブチェンコさんは、昨日のニュースで、『自宅前で背中を撃たれ血を流しているのを妻が見つけその後、救急車の中で死んだ』と世界中に報道されました。しかし、今日になって、バブチェンコさんが元気な姿で報道陣の前に現れたのは、世界に衝撃を与えました。バブチェンコさんは、ロシア軍事用の輸送飛行機事故についてfacebookでロシアを侵略者(aggressor)として批判したことから、ロシアからにらまれるようになり、ウクライナにへ逃げてきたと言います。ウクライナでは、ロシアがバブチェンコさんを暗殺する人を探しているという情報が入り、バブチェンコさんを守り、殺し屋を捕まえるために、保安庁は大々的な芝居を打って、バブチェンコさんが暗殺されたと報道したというのです。また、ウクライナ当局は一人の男を殺し屋として捕まえたという事です。

一方、ロシアの外務省のMaria Zakharovaさんは、ウクライナの今回の捜査について「プロパガンダ的な効果(propagandistic effect)を狙った みせかけ (a masquerade)とウクライナを非難しています。

ウクライナとロシアは、2014年のモスクワのクリミア併合から、緊張状態が続いています。

バブチェンコさんが生きていた事への喜びとともに、ウソのニュースを流したという衝撃は各国で広がっています。ジャーナリズムの尊厳を冒している、ジャーナリストの背後で事実をもてあそんだこことは、とても危険なことであると欧州安全保障協力機構のChristophe Deloireさんは強く非難しています。

そう言えば

朝の各国のニュースを知らせる番組の中で、多くの国がバブチェンコさんは実は生きていたというニュースを流していました。最近は、SNSなどでフェイクニュースが拡散されたり、もはや何が真実なのかわからなくなってきています。何が本当で、本当でないのか、分からなくなることは、私たちにとっては大変不利なことで、この記事にあるように大変危険な事ともいえるでしょう。これからは、真実を第三者(一般の人たち)が読み解くことが非常に大事になってきているように思えました。



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