ハートアイランド

US

嵐、自然がニューヨークの死の島の骨を露わにしている

Storms, Nature Uncover Bones on New York’s Island of the Dead

 

今日はVOA NEWSのLearning Englishのレベル2の記事を取り上げました。

VOA NEWS May 13, 2018

今日の舞台となっているのは、ここハートアイランドです。ニューヨークのマンハッタンからほど近い細長い島。そこに、たくさんの人骨があらわになっているとは?記事を見ていきましょう。

 

🐷今日のSentence🐷

The island is a place where New Yorkers who have little money when they die have been buried for 150 years. Now, skulls and other bones mark the ground of small piece of land.

🐭Sentenceを分解してみましょう。🐭

The island is a place (ここは場所です)

where New Yorkers who have little money when they die   (どんな場所かというと、死んだときにお金をほとんど持ってないニューヨーカーが

have been buried for 150 years.   埋められる  (場所です)150年の間。

 

【英文訳】

 

The island is a place where New Yorkers who have little money when they die have been buried for 150 years.

この島は、死んだときにお金をほとんど持っていないニューヨーカーたちが150年の間、埋められてきた場所です。

 

🐱以下に簡単に本文の内容を載せます。難しい単語を載せていますので、参考にしてください。🐱

 

 遺骨(remains)は数年間もの間、ニュースで報道されてきました。先月4月には、市の法医人類学者(forensic anthropologists)がこの島を訪れました。活動家たち(activists)は、これらのあらわになった骨は、島の修復が必要な証拠であると訴えています。アメリカ合衆国連邦政府(The United States federal government)は、2012年に起きた嵐「スーパーストームサンデー」(Superstorm Sandy)などによりもたらされた浸食を13,200,000ドル($13.2 million)かけて修復する計画を始めました。

しかし、活動家たちは、今でもなお墓地として使用されているのだから、島を公園や歴史的な場所として整備すべきだと訴えています。

ニューヨーク市議会のMark Levineさんは「彼らは生前に軽んじられ(marginalized),忘れ去られてきた人たちである。彼らは、家が無くして(homeless)死んだり、極度の貧困(destitute)のうちに死んだ人たちだ。我々は彼らを最後の安らぎの地においても、彼らを犠牲にして(victimize)いる.」と言っている。

約一万人の人々がハートアイランドに埋められています。1868年にニューヨークがこの島を買ってから、少年の更生施設(a workhouse for troubled young men)や、貧困者の墓場( burial place for the poor)市民戦争の監獄 (a Civil War prison)や、収容施設(an asylum)結核病院(a tuberculosis hospital)、刑務所(a jail ) 、ミサイル基地(a missile base)などに使われてきました。

一方ニューヨーク市は、市の死体安置所(moegue)で,身元不明となった死体(unclaimed body)をこの島に送り続けています。市の法務行政局(The Department of Corrections)がこの島の管理を100年以上も行っていますが、普通の墓のように良い状態にされたことなどありません。

約1000人の人たちが毎年この島に埋められます。

埋葬は、公にはされておらず、この島へ行くのは月一回の船に限られていて、また墓参りできるのは個人のゆかりのある人のみであり、他の人の島への訪問は、船が到着する場に近い訪問者のエリアに限られています。

Melinda Huntさんは、Hart Island Projectをつくり1991年からの島の状況を報告し続けています。

 

 

Superstorm Sandy:2012年10月に発生しアメリカ東海岸を襲った大嵐。ハリケーン、または巨大な温帯低気圧(extra-tropical cyclone)。その勢力は100年に一度の規模とも言われ、「スーパーストーム」とも呼ばれている。

 

🐶記事によりますと🐶

 

ハート・アイランドという島がニューヨーク市にあるそうですが、そこには長年、貧しい人、精神疾患の人、囚人、捕虜などが埋葬されているということです。以前から、その島が嵐などによって浸食され、埋められた人の骨などがたくさんあらわになってきていて、国では1千320万ドルをかけて島を修復するという計画があるそうです。しかし、活動家たちは、『それでは不十分である。自分の祖父が眠っているこの島をきれいな青い海と空、緑がいっぱいの美しいところにしたい。生前、低い待遇で苦しんできた人たちの最後の安らぎの場がこんな状態ではいけない。亡くなった人の尊厳を大切にしなければならない。』と活動を続けているそうです。

 

🐸そう言えば🐸

 

経済的にも文化的でも世界的に最高の地位を誇るニューヨークにこんな島があるなんて全く知りませんでした。この島は、全米で最も大きな公的な墓地であり、かつ、最も参拝人が少ない墓地でもあるそうです。聞くところによると、ニューヨーカーでも知らない人が多いのだとか。ハートアイランドについてのたくさんの写真が載っていましたのでご参考までに。

死者の扱いがどのようなものかは、その時代を生きてる人々の考え方や生活の仕方の表れかもしれませんね。死者を大切にするということは簡単なことではありません。生きている人たちに、いろんな意味での豊かさや余裕みたいなものがないと、死んだ人までも大切にできません。マンハッタン高層ビル軍が向こう岸に見えるハートアイランドの地に、たくさんの骨がさらけ出されている写真は、ちょっと、ぎょっとする不気味さ、怖さ、寂しさを感じます。ニューヨークの、いやニューヨークだけでなく今の社会の光と影を見たような気がした記事でした。

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